頑張れニッポン男児!アメリカ人女性とデートのための「心得」4選【準備編】

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私は現地での綿密なリサーチ調査とField Workを通して、徐々にアメリカ人の女の子とデートをするコツを掴んできました。本稿では、悩める子羊である日本男子諸君のための、デートの準備、心構えを書いていきましょう。

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はじめに

アメリカで生活を始めてすでに16年。格別不満もなく生活をしておりますが、アメリカ社会でまだまだだなと思うことのひとつに、日本人を含めたアジア系男性の「人気」がございます。

考えてみれば国際的な日本人俳優と言っても、古くは三船敏郎、今は渡辺謙、真田広之ぐらいでして、それほど数は多くありません。アメリカの雑誌でよくやる企画のSex Symbolコンテストでも、アジア系の男性が選ばれることは稀で、多くは白人、黒人に占められるのが現状です。

そこで、私はひとり、日本人男性の地位向上のために立ち上がりました!

アメリカ人の女性とのデート

私の独断ですが、アメリカに留学をしてきた日本人男性でアメリカ人の女性とのデートを夢見ない人は少なくないと思います。考えてみれば当然でして、アメリカが好きだからこそアメリカに留学をしてくるわけで、最初から興味がなかったら、当地に足を踏み入れることはありえません。

私は現地での綿密なリサーチ調査とField Workを通して、徐々にアメリカ人の女の子とデートをするコツを掴んできました。本稿では、悩める子羊である日本男子諸君のための、デートの準備、心構えを書いていきましょう。

心得の前に「学ぶ」覚悟を持つこと

まずアメリカ人の女の子とデートをする上で、日本人男性が覚悟しなければいけないことがあります。それは、相手を知るという勉強が必要になるということです。

日本人とのデートと違い、アメリカ人とデートする場合、宗教、教育、育った環境、言語、食べ物などの相違が大きくなり、ひとつひとつの事象に双方の歩み寄りが必要になることが多いのです。

特に「僕の彼女は日本に行っていて、結構日本語できるから大丈夫だ~」といっても、絶対に英語の勉強は必要になります。相手との関係が深まり、相手の生活に足を踏み込むに連れ、相手の家族・友人に会うことになり、結局、英語での対応を迫られるからです。

「学ぶ」覚悟がない場合、アメリカ人とデートする敷居はかなり高くなるといっていいでしょう。この歩み寄りが、アメリカ人とデートをする醍醐味であるため、コツを掴めば大変楽しい経験になることは間違いありません。

1.ルックスの心得

まず最初にルックスから変えていきましょう。なぜなら英語力や性格、年収と違い、ルックスは一番簡単に変えることができるからです。

清潔感が絶対

まずルックスの第一印象で大切なのは「清潔感」です。
私の聞いた限り、アメリカ人の女性や日本人の女性でも、不潔な人が好きという女性はおりません。一般的に日本の若い層の男性は非常におしゃれに気を使っており、この点は問題ないかもしれませんが、留学をした男性の中にはヒゲは伸び放題、洗濯をしていない洋服で授業に来るというような人もチラホラ見られます。

私は髪は三、四週間に一度、男性専門店で切り、二ヶ月に一度、エステサロンでMen's facialを受けています。その際、眉毛の手入れもやってもらい、お肌の美肌効果とアンチエイジングを期待しております。加齢とともに生えてくる耳毛、鼻毛の手入れを怠りなく。私はAmazonで購入した鼻毛カッターでコンバインの如く、刈り込んでおります。

髪について

アメリカに来て、髪の毛を茶髪にしたり金髪になさる方がいらっしゃいますが、私個人の意見としては、元の黒のままの方が女性受けがいいと思います。私自身、アメリカ人の女性から「その真っ黒のStraightな髪がいい」といわれることが多いです。

最初はお世辞だと思っておりましたが、ある時、私を褒めてきた女性が綺麗な金髪だったので、「君は綺麗な金髪じゃないか。みんなの憧れなのに」と付け加えると、彼女はあわてて、自分の金髪はColoringしているので、完全なる金髪ではないといいます。証拠に、髪の毛の根本のあたりがまだらな色になっているのを見せてくれました。

一般的にアメリカ人は、北欧人のような綺麗な金髪が少なく、金髪といっても色の濃淡が交じり合った人が多いようです。私は個人的に移民の国ゆえに混血が進んだのが理由じゃないかと思っているのですが、それゆえにPureな黒に惹かれるのかもしれません。

服装について

アメリカでは一般的にカジュアルな格好をする人が多くなります。学校ではジーンズにTシャツだけなのは当たり前ですし、パジャマみたいな格好で講義を受けている学生もいるぐらいです。社会人では流石にそこまでリラックスはしていませんが、私の職場でもスーツを着て出社するひとは少ないです。

そのせいか、日本人の男性の感覚でおしゃれをするとアメリカ人の女性からはゲイっぽく見られる場合もあるようです。そこで親しいアメリカ人の女性の友人に一緒に買物に行ってもらい、コーディネートを頼むといいと思います。私もひとりで買い物に行くことは少なく、常に他人に選んでもらうようにしています。その方が思い込みでない、ファッションになるからです。

靴について

アメリカの文化では靴は重要です。あなたが社会人だった場合、ある程度の革靴は用意しておきましょう。少なくとも上質な黒と茶色の革靴は持っているべきです。

学生だった場合そこまで気を配る必要はありませんが、将来、格式あるレストランに入るときは上質な革靴が必須であることは憶えておくべきでしょう。

歯の手入れ

上記のことは日本の男性雑誌のデート企画にでも書いてあることだと思いますが、日米の文化の大きな違いは「歯」にあると思います。アメリカでは一般的に歯並びに大きな気を遣います。

日本では八重歯は可愛いと一昔前までいわれましたが、アメリカでは矯正が一般的でして、二十歳過ぎた女の子が「子供の頃、矯正していたけれど、最近またちょっとずれてきた」という理由で矯正器具をつけているのを見るのも珍しくありません。

私はそこまで歯並びが悪いわけではないので、矯正はしたことがないのですが、歯科医には年三回会って、歯の検査ならびにクリーニングをしております。私の会社で持っている保険では年二回までクリーニングが無料なので、一回は自腹を切っています。

なぜそこまでするのかというと、アメリカ人は綺麗な白い歯を大変重要視するからです。また、私のような歯の丈夫なアジア系の人間は歯周病になりやすいらしく、その予防も兼ねています。

アメリカ人の女性とデートすると、キスをすることが多く、その際、歯石が多いと口臭で相手に不快感を与えてしまいます。アメリカ人はよくガムを噛むのですが、その理由には、おそらく他人に口臭を感づかれたくないという思惑があるのではないでしょうか。

私は時に黄色い歯を見せる日本人の男性におせっかいにも、「歯医者に行けば?」と思ってしまいます。

体臭のケア

相手がアジア系アメリカ人だった場合はあまり気づかないかもしれませんが、違う人種だった場合、匂いに気づくことでしょう。私は加齢臭対策に、香水を軽く首につけています。

姿勢について

もうひとつ大切な要素が「姿勢」です。海外で他の日本人の姿を見るのをイヤな人も多いと思います。その理由は、外国で戸惑う自分のカッコ悪い姿をそこで見るような感じがし、目を背けたいのです。

私も海外の受付やパーティーでの戸惑う多くの日本人の姿を見てきましたが、自信がないせいかおしなべて姿勢が悪く、背筋が曲がっています。

背筋を伸ばし、相手の目を見て、落ち着いて話すことが大切です。決して速く英語を話す必要はありません。英語に慣れない間は、むしろゆっくり落ち着いて話した方が相手に伝わることが多く、印象的にも、落ち着いた大人の印象を相手に与えるものです。

私は演技の練習のため、Actingの授業を履修したことあるのですが、授業で自分の演技を見るためにカメラで演技を録画します。後で見てみると、声のトーン、スピードを変えるだけで随分と英語が聞き取りやすくなったり、相手に伝わる印象が変わることに驚かされます。

相手から何度も自分の英語を聞き返された経験がある人は、自分が英語を喋る姿を友人に録画してもらうと、その理由が分かることでしょう。

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2.マナーの心得

日本ではまだ食事の際、音を立てる人が多いようです。西洋では基本的にパスタをざる蕎麦のようにすすったり、コーヒーやビールをすすって飲むことは下品です。下記のサイトでおさらいをしておきましょう。

西洋料理の30の基本テーブルマナー
西洋料理のマナー

私がなぜマナーに関して口うるさく言うのかというと、マナーが悪い場合、理屈抜きで相手に振られる可能性が高いからです。

例えば仮に、私達がとある文化圏からやってきた外国人の異性と食事をしたとしましょう。相手は自分の知らない国からやってきた異国人。エキゾチックな外見とアクセントのある日本語ですが、理解はできます。しかし、一緒に食事をしてみると、食事している最中、箸と箸で食べ物を受け渡しをして面白がっている・・・

日本のマナーでは箸と箸で食べ物を受け渡すことはご法度ですから、いくら外国からの方がやったとしても、心のなかで拒否感が拭えない人も多いのではないでしょうか。

実は私のアメリカ人の女の子も隣りにいた女の子と、それをやり、私が反射的に止めさせたことがあります。マナーはその文化圏で育ってきた人が培ってきた美的様式です。いくら外国の人だからといっても、マナー違反はその文化圏で育った人には理屈抜きで、不快感を与えるのです。

3.教養の心得

アメリカ人の女の子とデートを始めると、いろいろなことを聞かれると思います。

「宗教はなに?」
「私はクリスチャンなんだけれど、今度教会来てみたい?」
「ThanksigivingのDinner、どう?両親会いたがっているんだけれど」
「Comittmentについて話したいんだけれど・・・」
「私、ベジタリアンだけれど、チキンは食べるの」

こういった会話はアメリカの歴史や文化に関係しています。

おそらくアメリカ人の女の子とデートを始めると、様々なことを学ぶことになります。こちらにも一通りの理解がないとなかなか相互理解までは到達しにくいと思います。アメリカの歴史、社会、政治、経済、宗教などについて常日頃から本を読み、相互理解に努めなければいけません。

ここでひとつの本を紹介しておきたいと思います。
Amazonを覗くと、日本でもアメリカでも多くのデート本が発行されていますが、西洋系の女性の視点から書かれた日本人男性向けのデート指南書は今までは存在しませんでした。しかし、最近出版され、私は感激いたしました。

今まで書かれたことがなかったイコール需要がなかった、ということですから、こういったマニアックな(?)本が出版されただけでも驚きです。

Love with a Western Woman: A Guide for Japanese Men by Caroline Pover

特にChapter 2の「Being attractive to Westen Women」は西洋系のピチピチギャルとデートしたことのない日本人男性にとって必読でしょう。

日本語版も出版されていますが、私は英語版をお勧めします。こういった男女関係の英語は些細な単語の選択ミスで意味が伝わらなくなります。英語でのデートの場合、英語で理解しておいたほうが後々都合がいいのです。

4.生活態度の心得

これはまだ英語が未熟な英語学校などに在籍している日本人男性に多く見られる行動ですが、ひとりで行動をせず、常に他の日本人と一緒にいるのはデートの妨げになることは明白でしょう。

もしアメリカ人ないし他の国から来ている留学生の女生徒とデートをしたかったら、ひとりで行動するように心がけてください。他の日本人と常に行動する限り、日本人以外の異性と接触する機会は圧倒的に減ってしまいます。

英語学校主催のパーティーがあった場合、行くか行かないかは自分が行きたいかで決める。つまり、他の日本人の○○ちゃんが行くから、という理由ではなく、自分が何をしたいのかを考えて決めるようにしましょう。

これは、『海外で日本人同士の人間関係を上手く乗り切るには?-場の倫理と個の倫理』で取り上げたように、場の倫理から個の倫理への転換という意味で、大変重要です。

最後に

今回はアメリカンのピチピチギャルとデートする上での準備について話をしました。次回は実践編とそれによって起き得る問題の対処法です。
⇒ 『頑張れニッポン男児!アメリカ人女性とデートで注意するべき言動・マナー【実践編】

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命かげろう
命かげろう

初めまして!日本の大学を卒業した後、米国の大学院に留学し漂流し続けること10数年。今年で米国生活16年目になります。お笑い好きの40男が加齢臭を漂わしながら、ミシガン州デトロイト近郊から海外生活と留学の知恵や経験をお届けします。

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