スポーツマネジメントを学ぶなら本場のアメリカで!ーートビタテ!留学経験者にインタビュー Vol.3
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トビタテ!JAPAN日本代表としてアメリカのイリノイ州にあるイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学した大学生。留学先としてニューヨークやロサンゼルスといった大都市を選ばず、あえて田舎の学校を選び、スポーツを中心に学ぶ留学の魅力とは!?
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今回インタビューしたトビタテ生
前田貴之さん
今回の留学経験者インタビューは、トビタテ※3期生として留学を経験した慶應義塾大学総合政策学部4年生の前田貴之さん。アメリカ、イリノイ州にあるイリノイ大学アーバナシャンペーン校に1年間の交換留学をしていました。
留学中はスポーツマネジメントを中心に勉強したという前田さん。トビタテの魅力や、これから留学に行きたい学生に向けてのアドバイスもお聞きしました。
※トビタテ=トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム。官民協働の留学支援制度で、返済不要の奨学金が給付される。
1回落ちたからこそトビタテ生になることができた
ーー まずは、なぜトビタテを選んだのですか?
高校の時にアメリカと韓国に短期留学したのですが、その時出会った現地の高校生たちが本当にハイレベルで、自分の英語力が全く通用しなかったことが悔しかったんです。通っていた高校が大学付属校で大学受験がなかったので、その時に大学では交換留学をしようと決めました。
いろいろなプログラムがある中で、いろんなビジョンを持った学生と出会えるレベルの高いトビタテは非常に魅力的でした。
ーー 学内選考の他に行われる厳しいトビタテ選考ですが、受かったコツはありますか?
実はトビタテには2回応募していて、2回目で選考を通過しました。1回目は残念ながら2次選考で落ちてしまったのですが、2回目はもう一度自分の留学計画書を見直し、留学後どのようにして日本やトビタテに貢献できるかを具体的にして、アピールしました。1回落ちたからこそ合格できたと思います。
ーー トビタテで良かった!ということはありますか?
自分は内部進学で大学に入学しているため、正直世界が狭いと感じていました。しかしトビタテは北は北海道、南は沖縄まで、たくさんの大学からたくさんの学生がトビタテに集まっています。そういった学生と話すことは自分の観点を大きく広げてくれて、自分の成長につながったと思います。
イリノイ大学アーバナシャンペーン校とは?
ーー なぜ、イリノイ大学アーバナシャンペーン校を選んだのですか?
スポーツマネジメントを学びたいと考えていたので、アメリカのできるだけ田舎の大学に絞って探した結果、イリノイ大学アーバナシャンペーン校がその条件に合致しました。
ーー どうして田舎だったのですか?
自分はずっと東京に住んでいたので、一度違う生活をしてみたいと考えていた。また、一度は「ザ・アメリカンカレッジライフ」というものを経験してみたかったし、田舎の大学はスポーツが強い学校が多く、スポーツマネジメントを学ぶにはもってこいだと思いました。
ーー 前田さんが行かれたイリノイ州はどんな場所だったのですか?
イリノイ州はシカゴ大学など本当にレベルが高い大学が多いところで、アメリカ第3の都市シカゴがあります。自分が通っていたイリノイ大学アーバナシャンペーン校は、シカゴからバスで3時間かかる超田舎でした。学園都市みたいな感じで、一歩外れると周りは一面トウモロコシ畑といったようなところでした。
ーー イリノイ大学アーバナシャンペーン校とはどのような大学だったのですか?
本当に学園都市みたいなところで、5万人もの学生がいました。また、アメリカ中西部に位置しながらアメリカで3番目に入るくらいのインターナショナルな大学で、たくさんの留学生が世界各国から来ていました。大学の周りにもたくさんの国のレストランがありました。
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理想の形でなくとも、アプローチを変えることで成功につながる
ーー 留学先ではどのようなインターンシップをされていたのですか?
アメリカにはいたのですが、ACL(Asia Chanpions League)というアジアサッカーの国際大会の情報をTwitterなどを使って発信するスポーツメディアの仕事をしていました。また、留学先の大学内では日本でいう体育祭のようなスポーツフェスティバルを計画しました。
ーー なぜまたACLを?
これに関しては予定外だったというか...本当はシカゴ・ブルズやシカゴ・ホワイトソックスといったプロのチームでインターンをさせてもらえることになっていたのですが、距離的な問題もあって結果的に無理になってしまったんです。
そしたらたまたま、友達の紹介もありACLの担当をさせてもらえることになりました。プロのチームでインターンすることはできなかったですけど、たくさんの人とコネクションを作ることができたので、行動して本当に良かったと思っています。
刺激的だった現地のプロを目指す学生との授業
ーー イリノイ大学ではどのような授業をとっていたのですか?
最初の学期は基礎的なクラスをとって、スポーツマネジメントの基礎を勉強しました。基礎的な授業でも本当に面白くて、興味深いものばかりでした。
しかし、最初の方は現地の学生の積極性や、アメリカのスポーツに関しての知識量の差から、苦労したこともありました。だから、毎日のようにアメリカのカレッジスポーツやプロのスポーツを見て、なんとかついていけるよう頑張っていましたね。
後期はもっと本格的にスポーツマネジメントにディープダイブした授業をとっていました。体育会系の部活に入っていてプロ間近の生徒たちと複数回グループプロジェクトを担当し、プレゼンやフィールドワークをして、とても有意義な授業ばかりでしたし、とても刺激を受けました。
ーー なるほど...うらやましいですね!逆に留学中に苦労したことなどはありますか?
やはり、最初の学期は他の日本人と同じような感じで苦労していました。グループディスカッションをするときに他の学生が何を話しているか理解できなかったし、自分もほとんど発言できないでいました。
しかも、スポーツ系の授業だと日本人はおろかアジア人もほとんどいなかったので、最初はすごくアウェー感がありました。
ーー 多くの日本の学生が苦手なグループディスカッションを乗り切るコツってあるんですか??
よく言われることではありますが、発言することを恐れないということです。現地の学生に比べて英語が下手なのは当たり前だし、向こうの学生は小さい時からディスカッションの授業を経験しているから、向こうの方が得意なのは当たり前。だから、怖がらずに発言してみることが大事だと思います。
ただ、いきなりは難しいので「今日は1回は発言してみよう。」とか自分で一日のゴールを決めるといいと思います。
ーー 前田さん自身振り返ってみて、イリノイ大学の留学生活は自分にとってどのようなものでしたか?
自分自身人生の中でも一番勉強した期間だと思います。日本の大学ではできないような勉強ができて、田舎だったからこそ勉強に集中できたから、最高の一年間でした。
ーー 自分の留学に点数をつけるなら、何点でしょう?
いや~、理想ではなかったけど、満点じゃないですかね!
これから英語圏留学に行く人にアドバイス
ーー これから、アメリカなどの英語圏に留学に行こうと考えている人にアドバイスはありますか?
自分の留学は非常に充実していたとは思いますが、英語力がもう少しあればもっと簡単に順応できたと思っています。これから英語圏に留学行く人は日本でできるだけ英語に触れたほうがいいと思います。
あと、自分がさっきも言ったように最初の学期は授業で苦労することが多かったので、積極的にオフィスアワーを活用するようにしました。先生は日本人や留学生が英語が苦手だと知っているのでたくさん助けてくれるし、たわいのない会話でもいいから先生や教授と交流したほうがいいと思います。
編集部コメント
留学は人生でそう何回もできるものではありません。その中で、それをいかに有意義にしていくかは”行動力”にかかっていると言えます。留学を成功させるためには恐れずに行動することが大事だといえます。
今回紹介した学校
名称 | University of Illinois at Urbana-Champaign(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校) |
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国・都市 | アメリカ / イリノイ州 / アーバナ |
学校形態 | 大学大学院 |
住所 | 901 West Illinois Street, Urbana, IL 61801 アメリカ |
電話番号 | (217) 333-0302 |
公式サイト | http://www.illinois.edu/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/6106/ |
インタビュアー
Sai Takao/早稲田大学国際教養学部3年/アブログインターン生
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