課外活動がアメリカ留学の可能性を広げる!ーーベルビューカレッジの留学経験者インタビュー

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今回のインタビューはアメリカワシントン州のベルビューカレッジで9ヶ月間留学をした宮本洋輔さんです。9ヶ月間ホームステイをしながら、ボランティアや地域のソフトボールチームに所属するなど課題活動も積極的に行った宮本さん。現地で行ったボランティア活動についてお話を伺いました。

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アメリカワシントン州のベルビューカレッジに留学していた宮本洋輔さん。チェロやボランティア活動、地元のソフトボールチームに参加するなど積極的に課外活動を行っていた宮本さんに課外活動の魅力をたっぷり語っていただきました。

アメリカに来てチェロに初挑戦

アメリカシアトルのホームステイ先でチェロに初挑戦

(クラシック音楽が好きなホストファミリー)

ーー ホームステイ先はいかがでしたか?

ご年配の夫婦の家で子どもたちは全員独立しているので、普段は静かな環境だったのですが、お孫さんも8人くらいいて、週末やイベントのときは家がにぎやかでした。週末はたまに教会に行ったり、外食に行ったりもしました。

クラシック音楽が好きな家庭で、私もこちらに来てからチェロを習い始めました。それまで楽譜も読めないほど音楽とは関わりがなかったのですが、ホストファミリーの甥っ子で、友人でもあるRoyalさんが週に一度個人レッスンを組んでくれました。ホストマザーがチェロを譲ってくれて、日本でも先生を見つけることができたので、引き続き続けたいと思っています。

ハウスメイトは同世代の韓国人の男の子だったのですが、お互いを尊敬し合っていたので喧嘩やトラブルもなく、快適に過ごせました。

ーー 週末はどのように過ごしていましたか?

週末は友達の家でキャンプファイヤーをやったり、湖に泳ぎにいったりしていました。学校からダウンタウンまでもバスで10分で行けるので、よく遊びに行きました。

ベルビューで地域に貢献するボランティアに参加

シアトルのベルビューでボランティアに参加

(Memorial Dayにホームレスの人にサンドウィッチを配るボランティアに参加)

ーー 授業以外でなにか課外活動はやっていましたか?

大きな活動でいうと、まず学内のクラブでBC Helping Hands Clubという地域に貢献するボランティアをしていました。バレンタインデーに大学内でお菓子を売って、利益を目が不自由な人たちを支援する機関に募金したり、戦没将兵追悼記念日には街でホームレスの人たちに約100個のサンドウィッチを配る活動もしました。

この学内団体はすべて学生主体で企画、運営を行っていて、日本人の留学生は私含めて2人でした。最初はミーティングで話される英語のスピードが早すぎてついていけなかったのですが、周りの友達が優しくサポートしてくれたので不安もなく続けられました。

ーー 他になにかボランティアは行いましたか?

学校とは別で、個人的に植林のボランティアと高校生に日本語を教えるボランテイアも経験しました。

植林のボランティアはSeattle worksというウェブサイトで見つけて一人で参加したのですが、地域に住む親子が主な参加者でした。1日限りの活動でしたが、共同作業が多かったので終わる頃には参加者の人と仲良くなることができ、地元の人とコミュニケーションをとるいい機会となりました。

日本語を教えるボランティアは、近くの高校で日本語を教えている学校へ手伝いにいきました。行ったのは数回だったのですが、先生のアシスタントという形で、簡単な日本語で買い物の場面を想定してシミュレーションをしたりしました。

ーー もともと、日本でもこのようなボランテイア活動を行っていたのですか?

いえ、そんなことはなくて、授業で友達になった人が学内団体のリーダーで、誘ってくれたのがきっかけで始めました。植林のボランティアに参加して、アメリカは子どものうちから積極的にボランティアに参加していると感じました。ボランティアに参加するハードルも低いような気がします。私の友達も、大きな大学に編入するためにボランティアをやるというよりも、やりたいからやるという人が多かったです。

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週末はベルビューのソフトボールチームに参加

シアトルベルビューでソフトボールをする宮本さん

(ソフトボールの練習の様子)

ーー 普段地域の人の関わる機会はなかなかないので、とても貴重な経験ですよね。

そうですね。地域の活動でいえば、週末は地元のソフトボールチームに参加して社会人に混ざってプレーしていました。

ーー すごい!積極的ですね。どのように見つけたのですか?

チームは友達が教えてくれたのですが、インターネットの地域の掲示版でソフトボールのリーグを開催していることを知って、個人申込みをしました。周りは30代以上の地元社会人で子持ちの人も多く、同世代や留学生はいませんでした。

最初は「なんだコイツ?」という感じでしたが、元々日本の大学でもソフトボール部に所属していたので、ファインプレーを重ねるうちに仲良くなることができ、途中から「Ninjya」と呼ばれるようになりました。(笑)やはりスポーツは年齢や国籍に関係なく、仲良くなりやすいのだと実感しました。

アメリカは専攻を自由に変えられるのが魅力

シアトルベルビューカレッジの友達とともに

(学校の友達との1枚。左端が宮本さん)

ーー 社会人と接してみて、なにか日本との違いを感じることはありましたか?

試合がない日も飲みに連れて行ってくれて、仕事の話を聞かせてもらったのですが、あまり一つの会社に留まっている感じがありませんでした。最初は小さな会社に勤めていて今はアマゾンで働いている人がいたのですが、専門性の高さを感じました。

ーー それは学生にも共通しているのでしょうか?

そう思いますね。もちろん、まだ将来何がやりたいかわからないという学生もたくさんいるのですが、例えば私の友達では臨床心理士、会計士、映画監督になりたいという人がいました。ベルビューカレッジは、ほとんどの学生が卒業後に4年制の大学に編入して専門的に学ぶ人が多いのですが、彼らはコミカレにいるときから関係のある授業を多めに取っていて、夢に向かって前進していました。

ーー 日本との違いはなんだと思いますか?

おそらく、専攻の変更のしやすさだと思います。日本は、大学入学時点で学部を決めるので、そのあと転部しようとすると試験を受ける必要があったり、それまで取得していた単位が互換されないこともありますよね。

アメリカでは、それが比較的簡単に行えてしまうので、学生も「まずは興味があるからやってみよう」というスタンスで、やりたいことに幅広く挑戦しているような気がします。自分に合っていなかったらやめればいいという考えなので、学生もそこまで焦っていないように感じました。実際、私の教授で学部時代に3回専攻を変えたという先生もいたくらいです。

編集部コメント

宮本さんのお話を聞いて、学校内でクラブ活動に参加したり、学校外で課外活動をすることで、留学で得られる経験の幅が大きく変わると思いました。見知らぬ土地で、未知の場所に自分から飛び込んでいくのは勇気がいるかもしれませんが、学内にはない出会いや新たな経験が得られるのは貴重ですよね。もちろん安全を確かめる必要はありますが、課外活動にも積極的に挑戦することで留学生活も充実すると確信しました。

今回紹介したアメリカのベルビューカレッジの口コミ

ベルビュー・カレッジのロゴです
名称Bellevue College(ベルビュー・カレッジ)
国・都市アメリカ / ワシントン州 / ベルビュー
学校形態大学短大・コミカレ職業訓練校
住所3000 Landerholm Cir SE, Bellevue, WA 98007 アメリカ合衆国
電話番号+1 425-564-1000
公式サイトhttp://bellevuecollege.edu/
口コミサイトhttps://ablogg.jp/school/6244/

インタビュアー

安彦海咲(あびこみさき)/神田外語大学4年/アブログインターン生

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THE RYUGAKU [ザ・留学] 編集部です。留学コニュニティサイト『アブログ』も運営しています。

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