イタリアの温泉てどんな感じ?実際に行ってみて感じた日本との違いとは?

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温泉好きのイタリア人は意外にも多く、特に冬は「温泉に行きたいね~」なんて話題が急増します。そんなイタリアより、イタリアの温泉の日本との違いについて、現地在住の筆者がレポートします。

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イタリアの温泉はどこにある?

イタリアは火山国でもあるので、実は各地で温泉が湧いています。イタリア政府観光局のウェブサイトでも各地の温泉地をご紹介していますので、参考にしてみてください。

イタリアの温泉は大きく2種類

イタリアの温泉は大きく「Spa」タイプと「Terme libere」タイプの2種類に分けることが出来ます。

Spa(スパ)

いわゆる日本のスパリゾート、健康ランドのような施設。4~5000円の入場料を払うと、館内着等が渡され、終日、館内のあらゆる温泉を楽しむことができます。平日割やランチ付券、レストランやマッサージ施設などがある点も、日本のスパリゾートにとてもよく似ています。

Terme libere (テルメ リーベレ)

直訳は「無料温泉」という意味のイタリア語。まさに日本の無料かけ流し温泉のようなところがTerme libereです。水着着用マストですが、いつでも自由気ままに温泉を楽しめるのが魅力。イタリア人たちは車で行き、車内で着替えて温泉を楽しみます。

「泉質」より「泥質」が肝

イタリア人は温泉選びの際に「泥」に重きを置きます。というのも、温泉成分を含んだ泥を身にまとうことこそが、なにより効能があると、いにしえより信じられているためです。泥はイタリア語で「Fango(ファンゴ)」。本格派の人はTerme libereで全身泥だらけになって、日向ぼっこし、じっくり泥パックを楽しみます。

一方、Terme libereにはシャワーや脱衣所がないため、帰りが不安な方は、Spaへ。やや値段は張るものの、専門のセラピストさんによる泥パックやマッサージの施術を受けながら癒しの時間を過ごします。

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「癒し」より「エンターテイメント」重視

「温泉=エンターテイメント」と捉らえるイタリア人は、日本よりも多い印象。少人数で出かけ、のんびり風情を楽しむ…というよりは、大勢で連れだって出かけ、はしゃいで写真を撮って、ワイワイガヤガヤ楽しみながら過ごします。概してお湯の温度が日本よりも低め(37度前後)のため、ゆっくり湯船の中でおしゃべりしたり、時にはカクテルなどを楽しんだりもします。

身体は洗いません!

イタリアでは温泉に入るのに身体は洗いません。洗い場もなし!水着に着替えたらそのまま温泉の中にゴー。Terme libereで泥まみれになった後も身体は石鹸等で洗わずそのままお湯で流して帰宅します。

チェーン系列の温泉施設は旅行者にもおすすめ

「イタリアで温泉体験をしてみたいけれど、利用方法や持ち物等がよくわからなくて不安…」と二の足を踏んでいる方におすすめなのが、チェーン系列の温泉施設です。中でも最大手の「QC Terme(ク チ テルメ)」はイタリア主要都市に施設があり、日本のスパリゾートや健康ランドと同じような感覚で楽しむことが出来ておすすめ。ホテル併設のところもあるため、旅行者の方は宿泊先として検討してみてもよいかもしれません。

QC Termeウェブサイト

最後に

冬にイタリアに滞在予定の方は「温泉に行きたい!」と思うこともあるハズ。一番初めはイタリア人の友達に連れて行ってもらってもよいかもしれません。イタリアでも温泉は一年中楽しむことが出来ますが、やはり冬は最高におすすめです。ぜひ一度体験してみてください。

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この記事を書いた人

Alitalia
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アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,

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