フィリピン人は日本が大好き!でもよく日本を知らない?

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Aldo Rodrigo Sanchez Gonzalez

セブに訪れる日本からの旅行者も年々増えてきてます。逆に日本を訪れるフィリピン人も増えてます。そんな中、実はあまり日本の事をよく知らないフィリピン人がほとんどなのです。フィリピン人は日本に対して、どう感じているのか?日本に対して関心があるのか?そういった疑問が湧いてきます。それに関連したデータと私のセブ生活の中での経験を通してお答えしたいと思います。

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日本製品の素晴らしさとアニメぐらいしか知られていない

フィリピン人の誰もが日本製品の素晴らしさを知っています。特に家電品や車にいたっては「日本製は故障しない」という絶対的な信頼を持ってます。

日本のアニメは面白い。フィリピン人であれば、これも誰もが知っています。しかし、ほとんどのフィリピン人が知っている日本のことといえば、実はそれぐらいなのです。

日本に対する関心度は?

世界最大の旅行口コミサイト・トリップアドバイザーが、海外からの日本語版サイトへのアクセス状況をベースに、訪日意欲が高いと思われる国のランキングを発表したデータがあります。(参考:トリップアドバイザー、インバウンド市場の調査結果を発表

このデータによれば、2013年と比較して2014年、最もアクセス数が増えた国はフィリピン。しかも前年対比85%アップ。堂々の一位です。フィリピン、ベトナムに関しては、2014年9月にビザ発給の大幅緩和が外務省から発表されたこともあり、日本への関心が急速にアップしたようです。

前年比で日本への注目が最も高くなった国 トップ10(対前年アクセス増加率)

  1. フィリピン(85%)
  2. ベトナム(68%)
  3. カナダ(66%)
  4. マレーシア(52%)
  5. アメリカ(34%)
  6. スウェーデン(33%)
  7. シンガポール(31%)
  8. ノルウェー(29%)
  9. オーストラリア(27%)
  10. イギリス(27%)

フィリピン人にとって日本は憧れの国

私は飲み屋さんで、ローカル(フィリピン人)と意気投合することが多いのですが、私が日本人だと分かると急接近してくる人がとても多いです。「日本に行きたいんだけど、どうしたらいい?」「日本でビジネスをやるには、どうしたらいい?」などガンガンきます。

日本に住んでいる日本人は特に意識していないですが、フィリピン人にとって日本という国は、まさに「黄金の国・ジパング」なのです。同じアジアにあって「安全に過ごせる国」「みんながお金持ちの国」。この二つのイメージを強烈に抱いている人が多いのです。

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フィリピン人は日本人に対する恩を忘れない

日本人に対する好感度は、めちゃくちゃいいです。これはフィリピンを訪れている、ほとんどの日本人の振る舞い方が紳士的だからです。日本人のマナーの良さには定評があります。

さらに日本がフィリピンに対して、これまでに多くの援助をしている事実をフィリピン人が認識しているという点も、大きな要因の一つです。一例として、2013年11月に起きた台風30号(スーパー台風ユランダ)における被害に対して、アメリカ並びに日本はすぐに行動を開始しました(※)。最終的には、日本からの支援総額は約5210万ドルにもなりました。

フィリピン人は、この恩を決して忘れません。

※参考:平成25年台風第30号(ウィキペディア)

歌ってフィリピン人と仲良くなろう

親日家が多いフィリピンです。すぐに仲良くなれます。実は、日本の曲でフィリピン語でカバーされている曲は意外と多いのです。フィリピン人にも馴染みがある曲を歌えば、あっという間にローカルと仲良くなれます。

  • 徳永英明「最後の言い訳」「レイニー・ブルー」
  • 高橋真梨子「For You」
  • 宇多田ひかる「First Love」
  • Tube「Remember Me」
  • 竹内まりや「シングル・アゲイン」

セブでは、タガログ語バージョンの「Remember Me(Tube)」と「シングル・アゲイン(竹内まりや)」が特によく歌われています。

Remember Me(Tube)タガログ語バージョン

YouTube

かなり古い曲ですが、日本でも杉田二郎さんにカバーされた、フィリピン人作曲による「息子(ANAk)」は、今でもフィリピンで愛されている名曲です。日本語バージョンで歌ってみてください。かなり、感動されますよ。

「息子(ANAk)」杉田二郎さんの日本語カバー

YouTube

最後に

今、フィリピンでは日本についてもっと知りたいと思っている人が大勢います。今後、来日するフィリピン人も増えてくるかと思います。日本の文化などの話をたくさんしてあげて下さい。もっと日本を好きになってくれるはずです。

歌が苦手な人は、場が盛り上がってきたところで、これやって下さい。アニメ「ドラゴンボール」の必殺技、ポーズをとって「カメハメハー」と一声です。結構ウケます。

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この記事を書いた人

ケン
ケン

日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。

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