意外とお得?スペインのプライベート保険事情

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スペインの学生ビザを取得するのに不可欠な保険の契約書。筆者は日本の保険会社で普通に海外旅行保険に加入しました。補償は手厚いのですが、値段が高額なのが難点です。今回はスペインの保険についてご紹介いたします。

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Privado保険(プライベートの保険)に入っている人は少ない

スペインでは、仕事をしていて契約書がちゃんとしていれば公的な保険が自動的についてきます。でも、これはまず保険の手続きをした上で、いわゆる保険証を発行してもらえるのですが、実際は病院で長時間待つ、緊急時の対応が悪いと良い評判を聞いたことがありません。

それでも、ほとんどの人が公的な保険しか持っていないのが一般的。歯の治療などは保険があっても使えない、または高額などの理由のせいか、歯がない人や虫歯を放置している人も見かけます。

プライベートの保険はさまざまな条件がある

筆者が学生ビザの延長をするために必要書類を確認したところもやはり保険が必要とのこと。

留学生の身分の場合、公的な保険は加入できないので、早速プライベートの保険に加入しました。保険会社は多数あり、補償範囲もさまざまです。緊急、救急車対応あり、なし、歯科受診あり、手術なし、と会社とプランによって細かく条件を変わってきます。

年齢も〇〇歳以下は一律いくら、というとこから、細かく年齢によって金額が変わったり、窓口でお金を払わない「sin pago」と言うものと、窓口で数ユーロ払う変わりに年間の保険料が安い「con pago」、支払の上限を超えるとそれ以上の現金負担はない、などなど選択に迷いました。

使える病院も保険会社によって多少差があるので、近所の病院で使える保険を目安にするのもいいかもしれません。

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意外と使えるスペインの保険

前回はビザの延長の手続きに何しろ保険が必要だったので、あまり考えず取引銀行の提携している保険会社で契約しました。筆者と娘の2人分、6ヶ月分で一括払いだと455ユーロ。窓口で支払いはゼロ、手術なし、緊急対応あり、の条件の保険を購入しました。

実際、ちょっと風邪をひいたり、娘がケガしたりすると、緊急でアポなしで近所の病院に行くのですが、待ち時間も10分程度、いくら行っても無料なのですっかり緊急窓口の常連に。

日本だと後で支払いに行ったり、時間外料金がかかったりするので、ひょっとして日本の国民健康保険や社会保険より使いやすいかもしれません。

一括払いのメリット、デメリット

一括払いにすると、値段がグンと安くなるので、筆者は一括払いにしましたが、途中で帰国したくなったときがネック。なので一括払いにする場合は、世界中で使えるのかどうかも確認しましょう。

最近筆者が入った新しい保険は日本でも使えて、毎月払い、窓口負担はありますが手術も対応しています。つまり、日本で帰国した場合でも手術するような事態になったら、スペインの保険で手術ができるというお得な保険なのです。

月々のお支払は32ユーロ、窓口負担の上限は260ユーロなので、それ以上は無料。使いようによっては、日本の保険よりお得ですよね。最もお薬代は保険でカバーされないので、そこは注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか?ほとんどの会社がヨーロッパ内で使える、プライベートの保険。ひょっとして、日本の海外旅行保険よりお得かもしれません。盗難などはついていないので、そこは日本の保険の方が安心ですが、ぜひスペインの保険もチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

bruja
bruja

スペインに親子留学をしたのがきっかけで、移住することに。1年近くいるのに、適当なスペイン語しか話せていません。それでも、スペインのいい加減なお国柄を最大限に利用して、楽しく自分らしく暮らしています。

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