たったの8日!?日本より少ないイギリスの祝日事情
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年間平均16日の国民の祝日がある日本と比べると、イギリスは祝日の少ない国です。ここでは、そんなイギリスの祝日事情についてご紹介します。
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イギリスの祝日(イングランド)
イギリスの祝日は、通称「Bank Holiday(バンク・ホリデー)」と呼ばれます。なぜ「Bank(銀行)」なのかというと、実はイギリスの最初の4日間の祝日を定めた、1871年の「Bank Holidays Act」という法律に由来しているとのこと。
「欧米の国って祝日がたくさんあるんでしょ?」と思われるかもしれませんが、実際のところイギリスには「祝日」なるものは8日しかないのです(祝日≠休日であることに注意。以下で説明するように、「休暇」はたくさんあります)。
スコットランドにはこの他に独自の祝日がありますが、ここではイングランドの祝日について見てみます。
1月1日
New Year’s Day
元旦。日本のような「正月三が日」は残念ながらイギリスにはありません。
3月下旬〜4月上旬の復活祭の直前の金曜日
Good Friday
イエスキリストの受難をしのぶ日
3月下旬〜4月上旬の復活祭の直後の月曜日
Easter Monday
イエスキリストの復活を祝う日
5月第1月曜日
Early May Bank Holiday
5月上旬の祝日
5月最終月曜日
Spring Bank Holiday
春の祝日
8月最終月曜日
Summer Bank Holiday
夏の祝日
12月25日
Christmas Day
クリスマス
12月26日(振替あり)
Boxing Day
ボクシング・デー。名前の由来は、この日が、クリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日であったことから。
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イギリスの休日は日本より少ない?
日本より祝日が少ないってことは、イギリス人は休みが少ないの?というと、実はそういうわけでもありません。
イギリスでは、ほとんどの労働者に法律で定められる年間5〜6週間の「Paid Holiday(有給休暇)」が与えられています。日本の就労開始初年度有給休暇日数は10日ですから、かなり多いことがわかります。
また、日本では有給休暇の取得率が極めて低いことが問題になっていますが、イギリスではほぼ100%の取得率(*)となっています。このあたりも、休暇に対する国民性の違いが現れていますね。
*イギリスと日本の休暇取得については、国土交通省による資料(PDF)を参考にしました。
まとめ
ここまで、イギリスの祝日事情を詳しくご紹介しました。イギリスのBank Holidayには、公共機関はお休みになり、お店やレストランは休業または営業時間を短縮します。これからイギリスで生活する方は、心に留めておくとよいかもしれません。
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この記事を書いた人
Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。