日本だったら非常識?クレイジーなセブの常識10選
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セブには日本では考えられない常識があります。日本人には「それって非常識なんじゃないの?」と感じてしまうものもあります。しかし、それはあくまでも日本の常識にすぎないのです。セブならではの変わった、クレイジー?な常識をご紹介します。
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1.ATMにお金が入っていない
これは、私自身も2度、経験しました。お金を下ろしにATMに並びました。2台並んでATMが設置してあったのですが、行列があるのは1台だけです。並んでいる人に「あのATMは故障しているの?」聞くと、「あのATMには、お金が入っていない」との事。日本では、なかなかお目にかかれない状況なのですが、それには理由があるのです。
日本ではATMで1万円を引き出すと1万円札が一枚出てきます。しかしフィリピンで1万ペソ引き出すと10枚の紙幣が出てきます。それは、1万ペソ紙幣が存在しないからです。フィリピンの最高額の紙幣は1千ペソ紙幣です。みんなが1万ペソを引き出していると、10枚単位で千ペソ紙幣がなくなっていくことになります。6千ペソだけ引き出す場合も5千ペソ紙幣が存在しないので、千ペソ紙幣が6枚でてきます。
ATMの中で造幣している訳ではないので、ATMボックス内に収容できるお金の枚数には限りがあります。よって、ATM内の千ペソ紙幣があっという間に在庫切れになるのです。
2.ファーストフード店では後片付けはしなくてもいい
セブでは、お店が混んでいる場合は番号札を受け取って席に座っていれば、店員がオーダーしたものを運んできてくれます。食べ終われば、そのままトレーもコップも置いたままでOKなんです。
これは、どのファーストフードでも言えることで、マクドナルドでもケンタッキーでもすべて、後片付けを客がやる必要はありません。放置したままテーブルを離れます。ショッピングモール内のフードコートでもそうです。
3.スプーンとフォークが基本
セブのローカルの基本はスプーンとフォークです。もしくは、素手で食べます。ナイフを使うのはステーキぐらいですが、ローカルは滅多にステーキなど食べません。ポークやチキン料理がメインですが、スプーンで器用にカットします。
4.トイレに便座やトイレットペーパーがない
大きなショッピングモールでもトイレの個室内にトイレットペーパーはありません。トイレの入口に設置してあるか、入口にティッシュの自販機(5ペソで購入)があるかです。
しかし、ローカルな店だと90パーセントの確率でトイレットペーパーがありません。さらに便座もありません。女性は中腰のエアー便器状態でふんばる格好になります。かなり足腰が鍛えられます。
外出の際は、ポケットティッシュもしくはトイレットペーパーをあらかじめ適量にカットして持参しておく必要があります。
5.すごい車が走っている
フィリピンには車検というものがありません。かなりボロボロの車も走ってますし、映画「マッドマックス」ばりのすごい車が走っていたりします。時には後ろの荷台に十数人を乗せて走っているトラックもみます。
(セブで普通に走っている現金輸送車です。軍用車両ではありません。)
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6.突然、車を停めて車外に出るタクシーの運転手
私も最初にこれを経験した時は何事かと思いました。行き先を告げてタクシーに乗り込んだまではいいものの、途中で運転手が無言のまま車を道脇に停め、車を降りて歩き出したのです。「えっ?どうしたんだ?」と思ったら、運転手は壁に向かって仁王立ち。
そして、おもむろにズボンのチャックを下ろしたのです。そうです、おし〇こタイムだったのです。それ以外にも、急にガソリン・スタンドに立ち寄ることもあります。もちろん、その間もタクシーのメーターは動いてます。
7.映画館はまるでライブ会場
セブ市内で映画館に行くなら、SMモール内とアヤラモール内の映画館がお勧めです。行ってみてまずビックリするのが、観客のリアクションの凄まじさです。ほとんど自宅にいる感覚でみなさん楽しんでます。
ホラー映画では、みんな遠慮なくキャーキャー叫んでます。主人公が勝利をつかんだ瞬間では館内で拍手喝采です。映画館というよりも、ほとんどライブ会場です。日本のように物音一つ立てないシーンとした映画館とはまったく違います。
8.映画館は1日中出入り自由
日本では、映画が始まる前に映画館に入りますよね。そして観客の入れ替えが行われるのが定例です。セブでは、その日のチケットを購入すれば手にスタンプを押され、一日、出入り自由です。途中で映画館を出て食事に出かけてもOKです。
驚くべき点は、上映中盤からでも映画を観始めることです。最後のクライマックス・シーンから観始めることも平気でします。最後にどんでん返しのストーリーである場合は、いきなりオチがわかっちゃう訳です。
オチがわかった上で最初から観るのは、私的には「なんだかなぁ~」なのですが、観始めたシーンまで来ると、躊躇せず「さっ、帰ろう!」と言います。映画を真剣に観に行くというよりも、ピクニックに近い感覚で映画館に足を運んでいるみたいです。
9.赤信号、みんなで渡れば怖くない
さすがに車は信号機を忠実に守っています。しかし、セブの歩行者には信号機の存在は全く意味がありません。歩行者は赤信号でも隙があれば渡ります。
日本では車の有無は関係なく、「赤信号では止まれ」が常識です。子供が一緒であればなおさらです。車が来ていないからと、お父さんが一人で横断しようものなら、「お父さん!ダメでしょ!子供が真似するじゃない!」と怒られますよね。
セブでは車が往来してないのに忠実に赤信号を守って突っ立っていると、なんだか自分がマヌケに思えてきます。自分一人がボーと立っていて、みんなどんどん横断していきます。
10.履歴書には体重や身長も記入
セブで事業を立ち上げた日本人の知り合いがいます。そこで現地スタッフを二人雇うことになったらしく、その募集の際に寄せられた履歴書がすごかったらしいです。これでもかという程、自己アピール。さらに年齢、体重、身長すべて書かれていたそうです。
アメリカでは考えられない事です。アメリカでは法律で、生年月日、性別、人種などの個人情報による就業の差別を禁止しており、履歴書にそれらを記入する必要もなく、写真すら貼らなくていいのです。写真は容姿と人種がわかるからです。
一方、フィリピンではそういった個人情報による差別という概念自体がありません。履歴書も個人情報が満載です。フィリピンではビザの申請書やビザ更新の手続き書類にも身長や体重を書く欄があります。太っていると申請が却下されるのかな?
まとめ
いかがでしょうか?「やっぱり、クレイジーだ!」だと思われた方が多いかもしれませんね。これらの常識にはセブ人が持つ「まぁ、なんとかなるさ!」「細かい事は気にしない」という南国特有の大らか気質が根底にあります。
セブ人はみんな明るいです。イライラしている人や神経質な人は稀で、能天気な人が極めて多いのです。不思議とそんな中に身を置いて生活していると、非常識だと感じていた事が特に非常識だと感じなくなるから不思議です。
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この記事を書いた人
日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。