セブの天気と雨量 〜 雨に左右されるセブの生活 〜
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セブでは雨季と乾季がはっきりと分かれています。セブの年間降水量データを元に、観光に最も適したシーズンと雨が及ぼすセブ生活への影響について話をします。
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セブでは雨季と乾季がはっきり分かれています。また、セブ空港があるマクタン島とセブ島とでは雨の降り方も異なります。せっかくセブ旅行に来たのに雨ばっかりでは楽しみも半減してしまいます。
セブ観光のベスト・シーズン
セブで特に降水量が多いのは6月から10月です。この時期がセブの雨季にあたります。これに対し2月から5月は降水量もガクンと下がります。この時期がセブの乾季です。
セブの雨季:6月~10月
セブの乾季:2月~5月
旅行のベストシーズンは、もっとも雨が少ない2月から5月の乾季であると言えます。
マクタン島とセブ市内で異なる雨の降り方
セブ空港があるマクタン島とセブ島は近いですが、降水量が若干違います。リゾート・エリアであるマクタン島では雨季といっても一日中降り続くことは稀です。急にザァーと降ったかと思ったら10分後には嘘のようにケロッと晴れるパターンが多いです。南国特有のスコールです。
一方、セブ市内は一日中シトシトと雨が降り続けることがあります。マクタン島では晴れていたのにセブ市内に入ったら雨が降っている、なんて状況もあります。
夏休みシーズンは日本から大勢の旅行客がセブを訪れますが、セブではその時期は雨季です。しかし、マクタン島のリゾートエリアであれば心配しなくても大丈夫かと思います。
常夏のセブにも「夏」がある
「セブは一年中夏でしょ」と思われますよね。実は、セブの暑さに慣れているローカルでも思わず「暑すぎて参るよ」と言う時期があります。それは3月から5月です。
温暖化の影響もあってか、特にこの3ヶ月間(3月~5月)は年々暑くなってます。特に今年は強烈に暑かったです。日本の真夏ほど湿度はありません。
セブの乾季が及ぼす生活への影響
特にセブ市内だと、雨季シーズンはよく降り、乾季シーズンは全く降らない。かなり極端です。今年の乾季は4ヶ月間の間に10日ほどしか降らなかったように思います。そうなると水不足という問題が発生します。
水不足 = 断水です。すなわち水道から水が出ない状況。我が家は一階に客用リビングがあり、家庭用リビングとキッチンは二階です。シャワールームも二階です。一階にもパーティ用の手洗いするための小さなシンクはあります。
一階のシンクはちょろちょろ水が出ますが、二階まで押し上げる水圧がありません。生活の基盤である二階で水が使えない状況が、朝から夜までの時間帯で約3ヶ月間も続きます。困ったものです。
こんな家に住むんじゃなかったと後悔しても、すでに後の祭り。その為、我が家の二階には貯水用のポリバケツをいくつも用意しています。
(↑これと同じサイズのポリバケツがシャワールームにも2個あります。)
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セブの雨が及ぼす生活への影響
神の恵みである雨。乾季では恵みの雨を切望します。しかし乾季が終われば、すぐ雨季の到来です。フィリピンは台風がよく通過する位置にある影響もあり、セブ市内では雨季になると「もう恵みはいらん!」と叫びたくなる時があります。それは洪水になってしまうから。
洪水が発生する原因
① 都市部の人口増加に比例して一日当たりのゴミの量も増大。ゴミの不法投棄で排水溝が詰まる。
② 定期的な排水溝のメンテナンスが行われていない。
③ 人口増加に伴い建設ラッシュとなり、水を吸収していた緑地が少なくなった。
セブは諸外国の都市部と比べて公園が少ないです。東京には代々木公園など都心とは思えない広い公園があります。ニューヨークにもセントラル・パークがありますね。洪水の主な原因はフィリピン政府の対応不足なのです。
セブっ子は雨にも負けず
洪水になると会社によってはお休みとなります。何かと不意な休日が多いセブです。セブっ子は学校が休みになり、即席プールでひと泳ぎです。
意外と大人達も、もう慣れたのか、さして慌てた様子はありません。下の写真の自転車は、普通の自転車ではありません。サイドカーみたいに隣に人を乗せたり、荷物を乗せたり、商品を乗せて移動販売したりで用途は色々です。
(↑大変な状況なのに悲壮感ゼロ。さすがセブのローカルはたくましい!)
まとめ
とにかく雨に左右されることが多いセブでの生活。しかし本当にローカルの方は、たくましいと表現するべきか、能天気という表現が的確なのか…。「今、生きてりゃ、それでいいんだ」といった、良い意味で皆さん達観しているようにも感じます。
セブで物件探しの際は、洪水が起きない場所かどうかもポイントに入れてくださいね。
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この記事を書いた人
日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。