タイ留学生必見!フルムーンパーティーで有名になった「パンガン島」ってどんなところ?

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皆さまはサムイ島の離島「パンガン島」をご存知でしょうか?満月の前日から大勢の欧米人バックパッカーが集まる「フルムーンパーティー」で有名な地でもあります。実際このパンガン島を訪れる殆どの人達がフルムーンパーティー目当てでやって来ます。しかし実際のパンガン島は賑やかなパーティーの島とは裏腹に、自然が溢れる素朴な島でもあります。今回は、そんなパンガン島について書いていきたいと思います。

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サムイ島の高台からも見える小さな離島

パンガン島
Wikipedia Commons

パンガン島はサムイ島から高速フェリーで30分ほどの場所に位置する小さな島です。距離的にもさほど離れてはいないので、小さなボートを個人でチャーターしたり、スローボートでも1時間程度で辿り着けます。サムイ島・パンガン島の2つの島は、毎月の満月・半月・新月に分けてイベントが開かれており、パーティー好きが多く集まります。特にハイシーズンにこのパーティーがある日はホテルや船も満席になり、繁華街のクラブや海沿いのバーでは朝方までイベントが続きます。パンガン島の人たちの所得は、このパーティーの経済効果により左右されると言っても過言ではありません。

島内は険しい岩山で自然が残されている

観光でパンガン島に訪れた場合、島内の交通手段は主にレンタルバイクになるでしょう。パンガン島は小さな島でありタクシーなどももない為、チャーターするとしたらトゥクトゥクになるでしょう。しかしこの島は観光地のような特別な場所も特になく、殆どの旅行者がレンタルバイクで、小さなビーチや穴場スポットを探しのんびりする事を目的としています。しかし道路も舗装状況は悪く、下手に山側に入るとかなり険しい砂利道で凹凸な為、慣れていない人には非常に危険ですし、そういった場所は特に用がなければ現地の人も入っていきません。しかし悪走路用の4輪バギーをレンタルしているお店も多くあるので、もしパンガン島を一周するつもりならこのバギーを借りて走るのも良いかもしれません。島内では欧米人旅行者がヘルメットを被って、このバギーで走行しているのをよく見かけます。

毎月満月の日に開かれるフルムーンパーティーとはどんなイベント?

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flickr

パンガン島のメインイベントとも言える「フルムーンパーティー」とは、その名の通り満月の夜から朝までビーチで開かれるパーティーです。ビーチではバケツに作った大量のカクテルを数人で飲みながら寝そべる人がいたり、店で売られているボディペイントの絵の具や筆を購入して、顔や腕などにペイントして楽しんでいたり、ファイヤーダンスなどの催しを見ることができます。パンガン島は周りに高い建築物もなく、パーティーが行なわれるビーチでは、海面から大きな明るい満月が徐々に登ってくるのが見えます。この月が昇る瞬間の景観はとても荘厳で、自然の偉大さを実感する事が出来るでしょう。

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しかし注意点として、こういった屋外の開放的なパーティーでは、麻薬の売買など様々な犯罪が発生する事があります。普通に楽しむ分には問題ありませんが、泥酔状態にならない様にして、きちんと自己管理をしましょう。フルムーンパーティーに参加しているのは90%近くが欧米人です。フレンドリーに話しかけてきて、その後酔って絡んできたり、色々な所に連れ回される被害等もあるので、お酒の入った状況では必要以上に親しくしない様にしましょう。基本的にビーチで開かれているパーティーなので、暗くひと気の無いところには決して行かずに、明るいきちんとしたお店にいる事も重要です。警察もこういったイベントで、麻薬が売買される事を知っているので、ビーチや街中を巡回しています。ポツンと一人で座っていたり、酔いが酷い人を見かけると話しかける事もあるので、何かあれば巡回中の警察官にも相談しましょう。

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パンガン島への交通手段

パンガン島までの交通手段はサムイ島から各フェリー会社を利用して行くのが一般的になります。価格は時期や各会社によって若干変わるので確認が必要ですが、片道で450~500バーツ前後します。便の本数も少ない為、朝早くから行かないと日帰りは厳しいですが、小さな島なので一日あれば十分に過ごせると思います。それ以外だと個人でボートをチャーターすれば、時間を気にせず過ごすことは出来ますが、やはり割高なのと、過去には夜間の転覆事故が起こっている為、夜になってからの帰途はあまりお勧めはできません。特にフルムーンパーティー当日はスピードボートの特別便が夜間に出ていますが、こちらも利用者の数の多さと運行の時間帯から安全とは言えない為、お勧めはできません。

静かな日常を望むパンガン島の住民

beach

こうしたパーティーが頻繁に開かれ、美しい自然も相まって、パラダイスとして気に入ってしまう人も多くいます。特に欧米人の中には長期滞在や、自身でビジネスを始めて移住する人も絶えません。確かに自然以外には特に何も無い島であり、こういった外部からの影響で経済が良くなっているのも事実です。しかしこの状況をあまり好意的に思わない住民の人々も多くいます。代々、静かな島でのんびりと暮らしてきたのに、ある日フルムーンパーティーで注目されて有名になり、静かな暮らしが出来無くなったと言う人もいます。

移住してきた外国人の中には、一日中友人と騒いだり、島を汚していったり、一部には麻薬を楽しむ為にパーティーを利用する人もいます。そのため島に来た外国人が住民とトラブルになるケースもあります。こういったパーティーが全て悪い影響ばかりとは言えませんが、滞在や移住をしたいと望む人達も、島にいる人々に敬意を払って生活することが大事な事ではないかと思います。

まとめ

この様に、本来のパンガン島は自然と共に暮らしていくのんびりとした小さな島です。今やパーティーの聖地として、どんどん有名になり経済が潤う反面、自然が脅かさるのではないかという不安もあります。今後パンガン島を訪れる人達もただ楽しむだけではなく、綺麗な海を汚さない様に努力していくべきだと思います。留学生の皆さまも、フルムーンパーティーだけではない、自然豊かなパンガン島でのんびり過ごしてみてはどうでしょうか?

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この記事を書いた人

Namyam
Namyam

タイ在住。タイの南部からバンコクに引っ越してきました。お寺巡りとプラクルアン集めが趣味。休暇はタイの南の島でシュノーケリングするのがお決まりの過ごし方。

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