日本人が知らない!面白いフィリピンの芸能情報
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フィリピンの芸能人の活動スタイルは日本とは異なる部分もあります。時には、ローカルとの会話において芸能人の話が出てくる事もあります。そんな事態に備える為にも、今回はフィリピンにおける芸能情報をお届けしたいと思います。
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芸能人は各テレビ局と契約
フィリピンのテレビ局は「ABS-CBN」と「GMA」という二つのテレビ局が独占状態です。現在、勢力的に優勢なのは「ABS-CBN」です。
日本では芸能人は色んなテレビ局に出演できます。フィリピンの芸能人はテレビ局と契約を結び、そのテレビ局の専属タレントになるスタイルです。出演できるのは契約したテレビ局だけです。
この仕組みの最大の問題は、テレビ出演者の数が少なくなってしまう点です。テレビ局は多くのタレント(売れてないタレント等)を抱えてしまうと経営難になるため、必然的に少数精鋭の番組作りを余儀なくされます。
当然、ABS-CBNとGMAでは毎回、出演者は同じ顔ぶれです。次から次に新しい出演者が登場することもありません。タレント名鑑なるものがフィリピンに存在すれば、 かなり薄っぺらい一冊になりそうです。
フィリピンは2世タレントだらけ
フィリピンの芸能界は世襲制か?とも思えるほど、フィリピンでは2世タレントがいっぱいです。芸能人の子供は、ほとんどと言っていいほど芸能人になります。フィリピンでは他に儲かる業種が少ないため、確実に儲かる2世タレントの道を選択してしまうのです。
田舎出身の一般人からのし上がって来た芸能人は、芸能一家のセレブ軍団から最初はかなりのイジメに遭うこともあるそうです。
月~金まで同じドラマ
各テレビ局が抱えているタレントの数が少ないため、何本もドラマ制作ができません。そのために同じドラマが月〜金曜日まで放映されます。一日のドラマは各局5本程度です。
続きが来週に持ち越されないので、待ちきれない人にはいいかもしれません。撮影は一気にまとめて撮り貯めて、一気に放映というパターンのようです。
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一番有名な日本の芸能人は「仲間由紀恵」
日本のドラマ「ごくせん」はフィリピンでもタガログ語の吹き替えで放送されて、非常に人気でした。そのため、仲間由紀恵さんは一躍フィリピンで最も有名な日本の芸能人になりました。
その後はフィリピンで日本のドラマは放送されていません。現在、韓流ドラマが人気です。おそらく日本のドラマは放送権が高額なんですね。
がんばれ!ヤッチャン!
先日、テレビをつけっ放しでパソコンやっていると突然、「こらぁ~、しっかり、やらんかい!」「これ、わざわざ沖縄から持って来たんやぞ!」と、まさしく日本人の罵声がテレビから聞こえてきました。びっくりしました。
声の主は約10年ほど前に、フィリピンでブレイクした日本人「やっちゃん」だったのです。ちょっと昔よりも顔もふっくらされてました。フィリピン語で「Ya Chang」、本名は「山口泰明」です。フィリピンでは彼が歌ってた「Ano Ne」という曲、「も~しもし、あのね」は今でも有名な歌です。
フィリピンで当時人気だったグループ「Sex Bomb」の追っかけをやってフィリピンに。毎回TV局に追っかけで出入りしていたら、「君、面白そうだから、ちょっと出てみない」と声を掛けられたのがキッカケらしいです。
彼は最初、まったく言葉が喋れなかったというから驚き。人生、何が起きるか分かりませんね。その後、ぱったり姿が見えなかったのですが、最近またテレビに出始めたみたいです。ぜひ再ブレイクして欲しいです。
アニメは日本がダントツ
ドラマ部門では韓国に圧倒的に押されてますが、アニメ部門では日本がダントツです。さすがアニメ輸出大国の日本です。
- スラムダンク
- ドラゴンボール
- ワンピース
- 黒子のバスケ
- ナルト
- ボルテスV
全てタガログ語の吹き替えで放送されています。ダントツというより、フィリピンで放送されているアニメは日本のものばかりです。
まとめ
日本は今は、韓流ブームにより色々な韓国のスターが日本進出してます。フィリピンでも韓流ドラマは人気があります。しかし同じアジア圏でありながら、フィリピンの芸能情報は日本人に知れ渡っていません。そこで、今回はフィリピンの芸能情報をご紹介しました。
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この記事を書いた人
日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。