フィリピン人の食事にお米は必要不可欠!セブの一般家庭の台所事情まとめ

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Nick Nichols

セブで生活してみたい方、必見!フィリピン人にも欠かせない「お米」。フィリピン人とお米との強い関わり。そしてセブの一般家庭のフィリピンならではの台所事情をお伝えします。

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米の消費量ランキング7位の国・フィリピン

日本人はお米(ライス)大好きですよね。しかし、フィリピン人には勝てません。2015年にトリップアドバイザーが発表した「一人あたりの米の消費量ランキング」によると、なんと日本は50位です。一位はバングラディッシュ。そしてフィリピンは7位でした。

とにかくフィリピン人はお米を食べます。フィリピンは、あのマクドナルドがファーストフードのシェアで一位を取れない数すくない国の一つ。ほとんどの人がハンバーガー目的でマクドナルドに行くのではなく、チキンとライスが目的です。

フィリピンのマックで一番人気があるメニューはフライド・チキンとライスのセットです。マクドナルド社としても、さぞや不本意なメニュー構成だと思われます。天下のマクドナルドも、フィリピンの地で生き延びるためにはプライドを捨て、フレキシブルな対応せざるを得ないのです。あのケンタッキーでもライス付きのセットがほとんです。

我が家の米の消費量

フィリピンでは一家族における米の消費量がハンパでないです。現在、私は一つ屋根の下で7人で生活してますが、一ヶ月の米の消費量は驚くことに約100キロです。なんせ、ラーメンを作っても、スープをライスにかけて食べます。焼きソバを作っても、必ずライスも一緒に食べます。常にライスがセットです。ちなみにスパゲティはスナック(軽食)でありメインの食事にはなりません。

よってお米は、10キロ単位でちまちま購入せず、一袋50キロで購入です。そんな米袋あるの?持ち上げられるの?と思われるかと思います。あるんです。持ち上げるんです。

50キロの米袋

(↑実際の中身がない状態の50キロの米袋。小さい青いのは煙草です。)

フィリピンでは「たくましくなければ生きていけない。たくましくないと生きていく資格が無い」のです。私はたくましくないので、うちの長男がいつも50キロの米を肩に背負って運んでくれます。頼もしい限りです。

問題の味ですが、フィリピンのお米はパサパサしており、チャーハンには向いてます。もちもち感がないので箸ではすくえません。現地流に手で食べるか、スプーン使用になります。

日本国産の「ササニシキ」や「ジャポニカ米」等もスーパーで買えますが、かなり高級品です。ちなみに我が家の50キロのお米の値段は約2,000ペソ(約5700円)です。1キロあたり110円ほど。日本の米が恋しくなったら少しもち米を加えれば、ちょっと日本米っぽい食感にはなります。

セブの水事情

フィリピン人にとって、お米にも勝るもっと重要な必需品といえば「水」です。フィリピンで水道水は飲めません。水道水は、シャワーで使用したり、必ず煮沸した上で料理に使用します。私は野生児なので、水道水で歯ブラシもします。(慣れないとお腹を壊すので真似しないで下さい)

しかし、さすがにその水を飲み干すチャレンジ精神は持ち合わせてません。飲み干せば、おそらくアメーバ赤痢になって病院行きです。

ミネラルウォーターのサーバー機

フィリピンの中流家庭以上の家では、ミネラルウォーターのサーバー機を設置してます。ペットボトル購入よりも安上がりなのです。写真のウォーター・サーバー機の上に乗っている青いモノが詰め替え用のタンクです。電話すれば自宅まで配達してくれます。容量は5ガロン(約18〜19リットル)です。かなり重いです。私の家は2階にキッチンがあるので、もちろん息子が運びます。値段はタンク一個25ペソです。1リットルあたり1ペソもしません。

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セブのガス事情

フィリピンで生活してみようとお考えの方は、ガスコンロを日本から持参することをお勧めします。セブではグリル機能がないタイプがほとんどだからです。私はセブで購入したので、もちろんグリル機能がありません。フィリピンのガスコンロは、昔の日本と同じLPGの10キロタンクを使用します。日本製のLPGガス使用のガスコンロを日本から持ってくれば、ご近所の方達からは羨望のまなざしです。

では、魚を焼く際はどうしているのか?家でバーベキューするんです。バーベキューセットを用意して、木炭を入れて焼きます。炭火焼きなので味は美味しいです。しかし、かなり手間がかかります。なので、フィリピンでの料理は、煮る、 揚げるが基本です。下の写真は自宅で茄子を焼いている光景です。ちなみにリビングの中です。

リビングで茄子を焼いている光景

10キロのLPGガスタンクも重いです。もうお分かりでしょうが、息子が2階まで運んでくれます。タンクは外に設置すると盗まれてしまうので、どの家庭もキッチンの中です。個人でタンクとコンロの接続を行わないといけません。たまにカチっとセットできない時もあるので、ドカンとならない為にもLPGガス漏れ警報機も設置されていた方がいいです。ちなみに、タンク一個の料金は700ペソ(約2000円)ほどです。

10キロのLPGガスタンク

セブの電気事情

台所とは関係ないですが、水、ガスの話がでましたので、電気にも触れておきます。日本人移住者にとって一番困るのが電気代です。せっかく物価が低いフィリピンに移住しても、電気代だけは日本と変わらないです。

フィリピン人の方々はクーラーがなくても扇風機で大丈夫なのですが、日本人は慣れるまでそうはいきません。海岸近くの高層階のコンドミニアムでは、窓を全開にすれば風通しもいいです。しかし、市内の低層階の家だと、風通しも悪くクーラー無しではきついです。情けないかな、未だセブのローカル色に染まれない私は寝る時だけはクーラー使用です。

まとめ

セブでの生活では、日本と同レベルの食生活を維持しようとすれば、いくら物価が日本より安いとはいえ大変です。鶏肉や豚肉は安いです。牛肉は高くて硬くて不味いですが…。外食を控えて自炊すれば食費は大分節約できます。自炊をすればスーパーに行く回数も増えます。そこで野菜やお肉の購入方法(キロ単位で購入)も覚えていきます。意外と楽しいですよ。

しかし、セブでは水道水は飲めません。料理中に急にガス欠する事もあります。ですが、しばらく生活していると、そんな事ではイライラしない自分に変化していきます。セブでの生活に慣れてくると、ガスが途中で止まったら怒らないで、笑っちゃいます。急に襲ってくる停電に比べたら可愛いものです。

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この記事を書いた人

ケン
ケン

日本の大学を卒業後に、フランス、イギリス、アメリカを渡り歩き、気がつけばセブで生活をしている50代半ばのオッサンです。酒とビリヤードを愛する男。セブでは、日本人よりフィリピン人のほうが友達は多いです。ちょい悪オヤジになりきれない、か弱いオヤジ。今までの経験を通して、私らしい情報発信ができれば幸いです。

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