【2018年版】イギリスの携帯電話事情!料金プランからおすすめ携帯キャリアまで
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もはや日常生活に必要不可欠な携帯電話ですが、海外で生活する上で、どのような料金プランがあるのか、また、どこの携帯キャリアが良いのか分からないことだらけですよね?ここでは、イギリスに来てすぐに生活のスタートを切れるよう、スムーズな携帯の買い方や契約の際に必要なこと、イギリスの各携帯キャリアのご紹介、その他イギリス携帯事情の豆知識についてお伝えします。
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イギリスの携帯の基本プラン2タイプ
イギリスのメジャーな携帯電話キャリアの料金プランには、大きく分けて以下の2タイプがあります。
Monthly Contract(月額契約)
月々使用可能な通話・SMS・データ通信量を固定して毎月一定額を支払う。大抵12〜18ヶ月位の縛りがあり、契約には銀行カードと写真付きID(身分証明書やパスポートなど)が必要。プランにもよるが月額15〜25ポンド程度。
Pay As You Go(プリペイド方式)
月々の契約はなしで、データが足りなくなったら都度お店でTop up(チャージ)する。5〜10ポンド程度から、現金のみでも購入(チャージ)可能。
初期費用の違い
どちらのプランも本体機器を買わずにSIMカードのみの購入・契約もでき、既にSIMフリーのスマホを持っている場合は初期出費が安く済みます。
本体機器を購入する場合、Monthly Contractでは日本と同じように本体機器代金も月賦払いになりますが、Pay As You Goの場合は一括で支払うので初期費用が高くなり、かつ選べる機器も限られていたりします。(機種の種類は携帯電話会社によっても異なるため後述のリンク先を参照)
すぐに携帯を契約するならPay As You Goプランに契約するのがおすすめ?
中〜長期滞在者におすすめなのが、まずPay As You Goプランで電話番号を取得してから、後々Monthly Contractに切り替える方法です。日本で馴染みのあるMonthly Contractにしたいところですが、契約に際して必要な銀行カードを取得するのが意外にも苦労する可能性があるからです。
銀行カードは、国内の銀行口座を開設するともらえて、ATMでのキャッシュカード兼デビットカードとして、普通のお店などでクレジットカードの代わりにキャッシュレスの支払いに広く使えます。
しかし、イギリスでの銀行口座開設の敷居は異様に高く、多くの場合その住所に住んでいることを証明できる書類(例えば水道・ガスの請求書など)を求められ、引っ越してきたばかりの人にとっては書類をそろえるために多大な手間と時間がかかるのです。
ちなみに筆者はLloyds、Barclaysの2社に断られ、唯一HSBCが勤めている会社からの雇用レターとアパートの契約書のみで口座開設してくれました。
携帯電話を買うのにアパートを契約してから1ヶ月以上も待てないでしょうし、そもそもアパート探しのやり取りにも携帯が必要だったりします。Pay As You Goプランならば、パスポートや写真付IDがあれば即日開通できます。
そして幸いにも、ほとんどの携帯電話会社が同じ電話番号をPay As You GoからMonthly Contract移行時にそのまま引き継いでくれますので、晴れて無事に銀行口座が開設できてから切り替えてたとしても、周りに連絡先を教えなおす手間がかかりません。
なお、Monthly Contract契約の際は、イギリスに来たばかりでクレジットヒストリー(クレジットカードの返済履歴)が足りない場合、デポジット(保証金)を支払う必要があります。保証金は契約して約3ヶ月が経過すると、同額がプリペイドカードで返金されます。筆者はEEで契約したのですが、保証金は50ポンドくらいでした。
ちなみに以前アメリカでVerizonの携帯を契約した時は、保証金500ドルを求められて返金は1年後でしたので、それに比べたら随分条件がいいほうだなと感じました。
主なイギリス国内の携帯キャリア一覧(2018年現在)
現在のメジャーな携帯電話会社をTech Advisor“Best Phone Network 2018 UK”のコメントと共に紹介します
EE
最近市場で最もビッグになりつつあるブランド。元T-MobileとOrangeネットワークを利用し、2016年にBT(ブリティッシュテレコム)に買収された後も大きな影響はない。2017年にuSwitchで最もカバー範囲が大きく、かつ通信スピードの速いネットワークに選ばれている。
EEウェブサイト
- URL:http://ee.co.uk/
O2
イギリス国内で最も知られているブランド。uSwitchではPay As You Goプランで最もカバー範囲が大きいネットワークに選ばれている。RootMetricsによると、北アイルランド・スコットランドでは2番目にネットワークカバー範囲がいい。
O2ウェブサイト
Three
ユニークなデータ無制限パッケージを提供しているブランド。無料の国外ローミング(後述参照)も他のブランドよりも広範囲をカバーしている。
Threeウェブサイト
Vodafone
イギリス内では老舗ブランド。最新の本体機器は値段設定が高め。RootMetricsによると、イングランド内では2番目にネットワークカバー範囲がいい。
Vodafoneeウェブサイト
GiffGaff
SIMカードのみのプランなら2GBで10ポンドと最もお得なブランド。
GiffGaffウェブサイト
その他の携帯キャリア
その他にも、ブロードバンドとセットプランのお得なBT、スーパーチェーン系のTesco Mobile、有料テレビチャンネル系のSky Mobileなど、多方面の企業もモバイル事業に参入しています。
筆者個人の感想
私個人の感覚では、EEが店舗数も多くスタッフの方も感じよくて気に入り、新興勢力のThreeやGiffGaffは若者を中心に安くてお得なイメージで伸びてきている印象を受けました。
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その他:イギリスの携帯電話に関する知っておきたい豆知識
Wi-fiを積極活用
データ通信量が限られている場合常に使用量が気になってしまいますが、Wi-fiに繋いでいる間のデータ送受信はもちろんカウントされません。街中のカフェや公共施設のWi-fiスポットは積極的に探して活用すべきです。
ロンドンの地下鉄駅構内でも、各社と提携してWi-fiを整備しています。Virgin Media、EE、Vodafone、O2、Threeユーザーなら、それぞれのWi-fiアクセススポットに無料でログインして利用できます。
参考リンク:Transport for London
MMS(テキストメッセージ)は別料金
テキストメッセージで写真や動画などを送信するMMSは無料の範囲に含まれず別料金となり、別途申し込みも必要になります。なので、ほとんどの人はWhatsAppなどのチャットアプリでやりとりをしています。
WhatsAppはヨーロッパ版LINEとも言えるほどメジャーなチャットアプリですので、友達作りのきっかけに「WhatsApp持ってる?」と声をかけるためにもダウンロードしておくのがおススメです。
WhatsAppウェブサイト
EU圏内ではイギリス国内と同じプランが適用される
イギリス国内のほとんどの携帯キャリアでは、EU圏内で国内と同じプランが適用され、データ通信量などもそのまま引き継げる無料ローミングを提供しています。Threeのプランだと、アメリカ・シンガポールなどEU圏外でも無料ローミングで使える国があるようです。
Brexitで今後どうなるか分かりませんが、是非継続してほしいサービス提携です。
まとめ
以上、イギリスの携帯電話事情に関して、基本的な料金プランやおすすめの契約方法、イギリスの各携帯キャリア、その他イギリスの携帯電話事情に関する豆知識などをご紹介しました。
格安SIMでストレスフリーなスマホライフを!イギリス滞在時のおすすめキャリア「giffgaff」では、文中でもご紹介したイギリスの携帯キャリアGiffGaffについてご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください!
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この記事を書いた人
会社員生活の傍らNY留学の夢をかなえるべく2012年に渡米。ニューヨーク市立大学バルーク校MBA修了。2017年7月よりロンドンに移住。まだまだ知らないヨーロッパのダイナミクスと魅力を発見する日々です。
https://twitter.com/Sattyshamrock