「I'm sorry」はNG?押さえておきたい「謝罪」を表す英語表現
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英語で謝るとき「I'm sorry.」と、何も考えずに言ってしまいがちな人は注意!実は「I'm sorry.」が場合によっては適切でないことがあるのをご存知ですか?下手をしたら相手からその場しのぎの軽はずみな謝罪だと捉われてしまうことも?ここでは、そのようなことがないよう、まずは「sorry」の本来の意味を確認しつつ「I'm sorry.」以外で誠実に相手に謝するための英語表現について、シーン別の例文と合わせてご紹介します。
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「Sorry」の本来の意味とは?
「Sorry」は本来、心痛を表す形容詞で「悲しい」や「気の毒な」という意味を持つ単語です。「I'm sorry=遺憾に思う(すまなく思う)」という意味から、間接的に「ごめんなさい」を相手に伝えるニュアンスが生まれました。
よって「I'm sorry」とは「私は気の毒に思う(同情)」「私はすまなく思う(謝罪の念)」「私は残念に思う(遺憾の念)」の3つの意味を表すことができます。
しかし、間接的に詫びを述べるという点で「遺憾ながら私には関係ない」「私は悪くない」という印象を与えかねないことがあるため、プライベートで多用する人でも、ビジネスや目上の人に謝罪する公式な場では避けたほうが無難です。公式な場では「I'm sorry」よりも「I apologize.」を使うのが普通です。
また「I'm sorry」は、子供がよくお母さんに謝るときに使う表現でもあるので、少し子供っぽく聞こえることもあるみたいです。
I'm sorryが使える場面の例文
友達との待ち合わせに遅刻したとき
- I'm sorry I was late.(遅れてごめんね。)
- I'm sorry for being late.(遅れてごめんね。)
- I'm sorry to have kept you waiting.(お待たせしてごめんなさい。)
- I'm sorry (that) I have kept you waiting.(お待たせしてごめんなさい。)
恋人と喧嘩したとき
- I'm sorry! It was my fault.(ごめん。自分が悪かった。)
受付の人やレストランの定員に少し手間を取らせる場合
- I'm sorry to bother you, but could you〜?(お手数をおかけして申し訳ありませんが〜してもらえませんか?)
友達や知人が病気のとき
- I'm sorry that you are sick.(君は病気で気の毒に思うよ。)
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「Apology(名詞:お詫び・謝罪)」「Apologize(動詞:謝る)」を使う表現
「Apology」の原義は「Apo(罪から逃れる)+logy(言葉)=謝罪」で、そこから派生したのが「Apologize(謝罪する)」という動詞です。
ApologyとApologizeは、主にビジネスなど公式な場で使いますが、友人・知人に本当に申し訳ないことをしてしまったときにも使います。ApologyとApologizeのどちらでも使えるように、名詞・動詞どちらの形で使われているかに注目して以下の例文を見ていきましょう。
Apology(Apologize)の例文
学校や会社で人に心配をかけてしまったとき
- I apologize for causing you concern.(ご心配をかけて申し訳ありません。)
仕事でミスをしてしまったとき・他人の物を誤って壊してしまった場合
- I sincerely apologize〜.(〜に対して心からお詫び申し上げます。)
- I offer my heartfelt apologies.(心よりお詫び申し上げます。)
- Please accept my sincerest apologies. I assure you that it won't happen again.(心からお詫び申し上げます。二度とこのようなことは致しません。)
※例文で挙がっている「heartfelt」「sincere」は「誠心誠意」というニュアンスで使われています。
重大なミスをしてしまったとき・友達や恋人を不意に傷つけてしまった場合
- I owe you a thousand apologies.(本当に申し訳ありません。)
- I owe you an apology.(あなたにお詫びしなければいけません。)
※ここでは「owe+人〜」で「人に〜を負っている」という意味で「owe」が使われています。「owe」は「(人に物などを)借りている」「負っている」「〜のおかげを被る」という意味です。
他人のために謝る、もしくは自分の子供・小さな弟妹が他人に迷惑をかけてしまった場合
- S(主語)is very apologetic. (Sはとても反省しています。)
まとめ
以上「sorry」の本来の意味と、公式な場では「Apology(名詞:お詫び・謝罪)」もしくは「Apologize(動詞:謝る)」を使うことをご紹介しました。
今回ご紹介した英語表現は全文を覚えようとせず、文法構造を解析しておくと、後に自分で組み立てて文章が作れますし、場面に応じて単語も変えることができます。つまり、文法構造と単語の使い方を押さえておくことが、丸暗記よりずっと重要です。
本記事以外にも、キレイな英文を書こう!スマートな文章に使ってはいけない英単語や気付かずに使ってない?間違った意味合いになる英語フレーズ15選など、間違いやすい英文や覚えておきたい表現などをご紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね!
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この記事を書いた人
大学卒業後、イギリス・ケンブリッジへ二年間、語学留学をしました。帰国後は外資系の会社でワインコンサルタントをしていました。その時、出張先でアメリカ人の今の旦那と出会い、26歳でカリフォルニア、サン・ホセで結婚し、移住しました。
https://www.yogacatwine.page/