フランス留学中に使える!文化施設(美術館・博物館など)の割引制度とは?
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留学中は現地の学校に登録することもあって、単に旅行者として美術館や博物館などの文化施設を回るときとは異なる割引が受けられることがたくさんあります。本記事では、フランス留学中に受けられる文化施設の割引についてお伝えします。
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博物館が無料になる「carte culture(カルト・クルチュール)」
筆者が学んでいるストラスブール大学ではcarte culture(カルト・クルチュール)というカードが発行されおり、このカードがあればアルザス地方の博物館施設の入館料が無料になったり、映画やオペラを学生料金で楽しんだりすることができます。
カードの発行については大学の所属方法によって異なり、入学時に直接もらえる場合もあれば自分で申請する場合もありますので確認して見て下さい。
博物館施設の適用範囲が所属する大学のある「県」だけではなく「地方」単位であるため、ストラスブール市内の博物館以外にもコルマールにあるウンターリンデン美術館やミュールーズにある染色文化美術館の入場料も無料になります。
また、ストラスブールにある県立オペラ劇場での公演は学生料金なのでたった6ユーロしかかかりません。ただし劇場の上の方の席になるため少し見辛いことはありますが、毎月さまざまな公演が行われているので、クラスメートと観に行く楽しみが増えます。
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25歳以下の長期滞在者は無料で国立文化施設に入れる?
そして、見逃がせないのがフランス国立文化施設。2009年から多くの施設で25歳以下のEU圏内の市民と3ヶ月以上滞在者の入場料が無料となりました。対象施設には、ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿なども含まれています。
また、通常であれば、事前にチケットを購入していない限り列に並ばなければなりませんが、25歳以下の長期滞在者であればチケット保持者の列に整理されるため、ほとんど待つことなく入場できます。
多くの施設がパリに集中しているため、留学先がパリ以外の場合には利用する機会が少ないと感じるかもしれません。しかし、旅行途中にパリでの接続で時間が余ったときや、お気に入りの作品があって何度も見たいときにはうってつけです。
さらに、フランス在住者だけではなくEU圏内の長期滞在者が対象であるため、留学先がイタリアやオランダでも3ヶ月以上の滞在者であることが証明できれば制度を利用することができます。
必要な身分証明証は学生証、パスポート、滞在許可証、長期滞在ビザ、もしくは市役所で発行された公式証明書のいずれかです。
上記以外の施設でも、国籍にかかわらず25歳以下の入場料が無料もしくは割引となっている施設(メッスのポンピドゥーやパリのガルニエ宮)や、年齢にかかわらず学生であれば割引を受けられる場所もあります。
まとめ
いかがでしたか?フランス国内の他の都市や大学にもカルト・クルチュールのような制度があります。絵画や彫刻などは展覧会で日本に来ることもありますが、実物作品を所蔵先の展示環境で見られる良い機会です。
留学生の皆様は、自分がどんな割引を受けられるか、一度チェックして行ってみてください。
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この記事を書いた人
大学2年まで留学はほとんど「夢」だと思っていた、イタリアとフランスの大学に所属する大学院生。英語プログラムだけどフランス語も奮闘中!母語は日本語というより関西弁。