仮装はするの?イタリアとアメリカの「ハロウィン」の過ごし方の違い

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筆者は現在イタリアに住んでいますが、その前にはアメリカに住んでおり、イタリアに来たばかりの頃は、ハロウィンの過ごし方が全く違ってとてもびっくりしました。ここでは筆者の経験も踏まえ、イタリアとアメリカのハロウィンの過ごし方の違いをご紹介します。

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イタリア語で「ハロウィン」は何という?

ハロウィンのかぼちゃ
Wikimedia Commons

イタリアではハロウィンは英語の「Halloween」がそのまま使われる場合が多いですが、それ以外では「Festa di Halloween」や「Festa della Zucca(かぼちゃのお祭り)」と言ったりします。

ハロウィンの準備にまつわるイタリアとアメリカの違い

ハロウィンのイラスト

街の様子の違い

アメリカでは9月に入った瞬間に、スーパーもファストフード店もガソリンスタンドも、街中がハロウィンモード全開!いたるところでジャコランタンやコウモリ・ゴーストの装飾を見かけました。

ちなみに日本と違い。アメリカではおどろおどろしい装飾の方が人気です。

また「Pumpkin patch」という、ジャコランタン用のかぼちゃを選んで購入できる施設も街のあちこちに期間限定オープンし、週末になると多くの人で賑わっていました。

一方、イタリアでは9月どころか10月になってもハロウィン関連商品は頑張って探さない限りまず見かけません。

仮装コスチュームなども子供用・大人用共にほとんど扱っておらず、時々スーパーの輸入菓子などでハロウィンモチーフのものを見かけるくらい。テレビ番組なども、アメリカで作られた子供向けアニメなど以外ではハロウィンがテーマのものはまず見かけません。

年々少しずつハロウィンを取り入れる店が増えてきたようにも思いますが「留学中にハロウィンを楽しみたい!」という留学生には残念ながらイタリアは物足りないかもしれません。

一般家庭の様子の違い

アメリカでは9月に入ると、どの家も趣向を凝らしたハロウィンの飾り付けをしはじめ、さながら街中お化け屋敷のよう。装飾に力を入れている団地などは、街のちょっとした観光スポットとなり、週末になるとわざわざ見物しに行く人もいる程です。

団地内で「ハロウィンの飾り付けコンテスト」などを行うことも多く、筆者も9月になると隣近所のデコレーションを参考にしながら必死で買い出しに行っては窓や玄関にハロウィンの飾りを並べていました。

一方、イタリアでは一般家庭でハロウィンの飾り付けをする所はまず見かけません。それまで飾られていた出窓の色とりどりの綺麗な鉢植えたちも無くなり、なんとなく冬眠前のような、少しさびしい印象になります。

筆者もアメリカから大量に持ってきたハロウィンの飾りはイタリアでは倉庫にしまったままです。

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ハロウィン当日のイタリアとアメリカの過ごし方の違い

ハロウィンの仮装

街の様子の違い

アメリカではハロウィンは子どものためのイベント。日本のようにコスチュームに身を包んだ大人はまずみかけませんが、当日は遊園地やショッピングモールに行くとディズニープリンセスやヒーローの恰好をした子供がたくさんおり、店でも特別なイベント・ショーやお菓子のプレゼントなどが行われることが多いです。

一方イタリアでは大人も子供も仮装やフェイスペイントなどをしている人は一人もおらず、ハロウィン当日も「いつもと変わらない1日」と言った雰囲気です。

その様子はちょうど、日本における「Thanksgiving Day」の扱われ方に近いように思います。イタリア人は「ハロウィン」というものの存在自体は知っているようですがあくまで「外国のお祭り」以外の何物でもないようです。

一般家庭の様子の違い

アメリカにいた頃はハロウィン前週になると家のポストに「ハロウィン当日の手引き」が投函され、以下のようなことが書かれていました。

  • お菓子をもらうために子供が家を周る際は、必ず大人が付き添うこと
  • もらったお菓子は必ず大人が食べてから(毒見してから)子供に渡すこと
  • 家を周ってよい時間は当日19時〜21時のみ
  • 訪問可能な家(お菓子の準備がある家)は玄関にジャコランタンを置く、そうでない家は撤去しておくこと

この手引きに従って、当日は子供のいるいないに関わらず、ハロウィンを楽しみます。

一方、イタリアに渡ってからは、これまで一度も子供の訪問はありません。外に出ても、仮装している大人も子供も見かけません。

まとめ

若者の集うBarなどでは時々「ハロウィンイベント」の文字を目にしますが「ハロウィンの存在は知っているが、実際何をしたらよいのかよくわからない」という人がイタリアでは大半のように思います。

ハロウィンを留学や旅行の楽しみのひとつにしていた人は、日本の方がよほど盛り上がっているため、肩すかしを食らってしまうかもしれません。

ただ、この時期はイタリアならではのイベントがたくさんありますので、是非そちらを楽しみにいらしてください!

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この記事を書いた人

Alitalia
Alitalia

アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,

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