「夏風邪」「日射病」はイタリア語で何という?夏の雑談に使えるイタリア語キーワード
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朝のバール、近所の人とばったり会ったとき、日本語だったらすぐに出てくる何気ない会話のフレーズも、イタリア語だとなかなか出て来ないことも多いもの。ここではイタリア人との夏のちょっとした雑談の中で使える便利なフレーズをご紹介します。
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一言交わすなら「Buona estate!」
「暑中お見舞い申し上げます」に一番近いイタリア語がおそらく「Buona estate(ブォナ・エスターテ)」や「Buone vacanze(ブォナ・ヴァカンゼ)」です。夏になるとタバッキにはこれらのフレーズが書かれたポストカードなども販売されています。
「Buona estate」は日本語にすると「よい夏を」「Buone bacanze」は「よい休暇を」という意味なので、店の夏季休業日の張り紙に書き添えられていることもありますし、馴染みのスーパー・レストランで「日本に一時帰国するの」と言うと「Buone vacanze!」と言われることでしょう。
なお、返事はオウム返しをすればOKです。
「暑い!」を表現するイタリア語のレパートリーの数々
暑い!(なんて暑いんだ!)はイタリア語で「Che caldo!(ケ・カールド)」といいます。その他にも非人称構文を用いた以下のようなフレーズがよく使われます。
- とっても熱い:Fa molto caldo.(ファ・モルト・カールド)
- 暑すぎる:Fa troppo caldo.(ファ・トロッポ・カールド)
- 超暑すぎ:Fa caldissimo.(ファ・カルディッシモ)
- 死ぬほど暑い:Fa un caldo da morire.(ファ・ウン・カールド・ダ・モリーレ)
- 地獄の暑さだ:Fa un caldo d'inferno. (ファ・ウン・カールド・ディンフェルノ)
近年イタリアは日本に負けず劣らず40度超えの猛暑日はしょっちゅうあり、湿度はないためカラっとしているものの、日差しがとにかく強いので、外に出た瞬間からなんだかジリジリ皮膚が痛いような感覚になります。
ちなみにイタリアはアフリカ大陸からやってくる熱波の影響で猛暑になることが多いため、テレビではアフリカから暑い空気が迫り出す、見ただけで体温が1〜2度上昇してしまうような気圧配置図がしょっちゅう写しだされます。
「この暑さはいったいいつまで続くのでしょうか?」というフレーズで締めくくられる天気予報を聞いていると、どこも国にいても夏は変わらないなあと感じます。
ちなみにイタリアでは1度も体験したことがありませんが、「蒸し暑い」は「Caldo umido」といいます。
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夏特有の体の不調にまつわるイタリア語
食欲不振
「食欲がありません」はイタリア語で「Non ho appetito.(ノン・ォ・アペティート)」といいます。夏バテに限らず風邪をひいたときなどにも使うことができますが「Non ho fame.(お腹が空いていない)」とは違い、食欲不振のときに使ってください。
ちなみにイタリアのことわざには「L'appetito vien mangiando.(食欲は食べているうちにわいてくる→嫌なこともやっているうちに楽しくなる)」ということわざがあります。
夏バテ
残念ながら「夏バテ」にあたるようなフレーズはイタリアにはありません。一番ニュアンスとして近いイタリア語は「Non ce la faccio piu!(ノン・チェ・ラ・ファッチォ・ピゥ)」でしょうか。「何もすることができない」、つまり「だるーい!」「もうイヤー!」といった感じのフレーズです。
真顔で言うとびっくりされてしまうので、あくまで笑顔で使って下さいね!
熱中症
熱中症はイタリア語で「Colpo di calore(コルポ・ディ・カローレ)」や「Ipertermia(イーペルテルミア)」といいます。前者が「太陽の一撃」後者が「熱による一撃」といった意味合いです。
夏の情報番組では日本と同じように熱中症に関する特集をやっていることも多く、水分をたくさん取るようにしましょうと、毎日のようにニュースで報じられています。
日射病
日射病はイタリア語で「Insolazione(インソラツィオーネ)」や「Colpo di sole(コルポ・ディ・ソーレ)」といいます。ただ日本同様熱中症との境界は曖昧で、辞書によっては区別していない場合もあります。
いずれにせよ自分の体調が悪いときは「Mi gira la testa.(頭がくらくらする)」といったことを伝えればOK!熱中症なのか日射病なのかはお医者様が判断することです。以下の記事も参考にしてみてください。
参考記事リンク
ちなみに複数形の「Colpi di sole」になると、髪のハイライト・メッシュという意味になり、雑誌などでは「日射病特集」と「ハイライト特集」という全く違う記事になってしまうのが面白いところです。
虫刺され
「蚊に刺された」はイタリア語で「Mi ha punto una zanzara(ミ・ア・プント・ウナ・ザンザーラ)」といいます。
イタリア語で蚊は「Zanzara」といいます。イタリアの窓はたいてい網戸になっていないので、夏は蚊対策グッズが手放せません。参考までにお店では以下のような名前で扱われています。
- ベープマット:Vape(ヴァーペ)
- 虫よけスプレー:Spray(スプライ)
- 蚊取り線香:Zampirone(ザンピローネ)
まとめ
いかがでしたか?北イタリアでも最近は40度近くなることがあり、南部はそれ以上になることもあるそう。日本でもしお気に入りの暑さ対策グッズ(水まくら・ひえピタ)や虫刺されグッズ(ムヒ)などがあれば是非持ってくることをおすすめします。
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この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,