ドイツとの国境!フランス・アルザス地方に伝わる伝統料理6選
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フランスの東側に位置しているアルザス地方は、ドイツとの国境にあり、かつては戦争でドイツ領になったことがある地域です。そのような背景もあり、通常思い浮かべるフランス料理とは異なる、独特なアルザス料理がたくさんあります。今回は上品そうなフランス料理とはちょっと違った、ドイツの影響も多く受けているアルザス料理をご紹介します。
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1.Choucroute(シュークルト)
「choucroute(シュークルト)」は、キャベツを発酵させ、白ワインで煮込んだ料理です。日本ではドイツ料理のザワークラフトという名前のほうが馴染みがあるかもしれません。
メインはどちらかというと、その付け合わせのハムやソーセージかもしれません。ドイツではキャベツをビールで煮込んでいるそうです。お肉には西洋わさびやマスタードを付けて食べます。辛口アルザスワインと一緒がおすすめです。
また、ストラスブールにはお肉が苦手な方にはお魚のシュークルトが食べられるお店もあります。
2.Baeckeoffe(ベッコフ)
「Baeckeoffe(ベッコフ)」はシュークルトより認知度が低い気がしますが、アルザス風肉じゃがと表現していた人がいました。そういう意味ではこちらのほうがシュークルトよりも日本人には合うかもしれません。豚肉、牛肉、ラム肉の三種類の肉と野菜、ジャガイモをオーブンで煮込んだ料理です。
3.Tarte flambée, Flammekueche(タルトフランベ、フラムクッシュ)
「Tarte flambée(タルトフランベ)」は、薄いピザのような生地に生クリーム、玉ねぎ、ベーコンを乗せた料理です。これにチーズを乗せたものや、マッシュルームを乗せたものもあります。地元アルザスでは「Flammekueche(タルトフランベ、フラムクッシュ)」とも呼ばれております。
気軽に食べられますし、ビールや白ワインと一緒に食べても美味しいです。ストラスブールの町中にはタルトフランベの食べ放題のお店もあります。
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4.Jambonneau(ジャンボノ)
「Jambonneau(ジャンボノ)」は、豚のすね肉の煮込みです。こちらも、ドイツ語名のアイスバインという方が馴染みがあるかもしれません。焼いたものもあり、シュークルトの上に乗って出てくるときもあります。とにかく大きなすね肉がドン!とお皿の上に乗っているので、お肉好きの方はぜひ一度お試しください。
5.Foie gras(フォアグラ)
実はアルザスは世界三大珍味のひとつである、フォアグラでも有名な地域です。市場で生のフォアグラも売っています。フォアグラはカモの肝臓とガチョウの肝臓のものがあります。意外と気軽に食べられるものなので、ぜひお試しください。
6.Bibeleskaes(ビーブルケーセ)
「Bibeleskaes(ビーブルケーセ)」は「フロマージュブラン」といわれる生チーズの料理ですが、チーズとハーブ、香辛料などをじゃがいもにかけて食べる料理です。チーズ料理とはいえ、フレッシュチーズなので、どちらかというとヨーグルトに近い感じで、脂っこいものや、濃いソースなどは苦手という方にはあっさり食べられるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?アルザス料理は通常イメージするフランス料理とは大分違いますが、機会があればぜひお試しください。
なお、こちらの動画では日本人留学生が初めてのアルザス料理を体験した様子がご覧いただけます。もし良かったら動画でアルザス料理を楽しんでみて下さい。
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この記事を書いた人
12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。
http://ameblo.jp/vindalsace/