東京五輪に向けて知っておきたい!東京の主要観光名所のイタリア語4選
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2020年の東京五輪に向けて、海外からの観光客がますます増えている日本。都内では着々と英語・中国語・韓国語表記の看板の設置が進められていますが、イタリア語はほとんど見かけません。そこで今回は、東京の主要観光名所を、イタリア語ではどのように表現するかご紹介します。
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高層建築物編
1.東京タワー
東京タワーはイタリア語で「Torre di Tokyo(トッレ・ディ・トーキョー)」です。「タワー(塔)」はイタリア語で「Torre(トッレ)」といいます。イタリアの有名な観光名所「ピサの斜塔」も、イタリアに行ったら「Torre di Pisa(トッレ・ディ・ピサ)」と言わなければ通じません。
なお、スカイツリーは「塔」という名前が入っていないためか「スカイツリー」とそのまま訳されている場合が多いです。
2.都庁
都庁はイタリア語で「Palazzo del Governo Metropolitano di Tokyo(パラッツォ・デル・ゴベルノ・メトロポリターノ・ディ・トーキョー)」といいます。呪文のように長い言い方ですが、直訳すると「東京の中心にある知事のための屋敷」といった意味になるため「都庁って何?」と聞かれたとき、説明するのに覚えておくと便利です。
なお、イタリア語で地下鉄は「Metropolitana(メトロポリターナ)」。イタリア人も「Metro(メトロ)」と略して使うことが多いので、実は日本の「東京メトロ」はイタリア人にとってとても馴染みやすいネーミングだったりします。
屋敷・邸宅編
3.皇居
皇居はイタリア語で「Palazzo imperiale di Tokyo(パラッツォ・ディ・トーキョー)」といいます。先ほど「都庁」を紹介した際に出てきた「Palazzo(パラッツォ)」は「屋敷」の意味です。そのため皇居は「インペリアーレ(皇帝)のいる屋敷」と訳されています。
一方、大阪城や姫路城など当時、防衛に重きを置かれて建設された屋敷は「Castello(カステッロ:城)」というイタリア語を用います。例えば姫路城はイタリア語で「Castello di Himeji」となります。
皇居以外の東京のパラッツォには赤坂離宮(Palazzo di Akasaka/パラッツォ・ディ・アカサカ)などがあります。
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広場編
4.上野公園
上野公園はイタリア語で「Parco di Ueno(パルコ・ディ・ウエノ)」といいます。イタリア語で「Parco(パルコ)」は公園を意味します。人が多く集うような公園は「Parco」と表現されている場合が多いですが、浜離宮公園など、元々「庭園」として作られた場所は「Giardino di Hamarikyū(ジャルディーノ・ディ・ハマリキュウ)」といったように「Giardino(ジャルディーノ)」という単語を用いて表されている場合が多いです。
ただ、公園と庭園の定義は曖昧な為、新宿御苑などは元々は庭園として造られたものですが「Giardino Shinjuku Gyoen」よりも「Parco Nazionale Shinjuku Gyoen」といった言い回しの方が多く見かけます。
最後に
筆者の住んでいる北イタリアの都市トリノでは、2006年の冬季オリンピック開催前後「オリンピック」という名前の付いた場所が沢山造られました。
Stadio Olimpico(スタジオ・オリンピコ)
トリノ五輪開会式の会場で、現在は地元のサッカーチームトリノFCのホームスタジアムとして利用されています。
Arco olimpico(アルコ・オリンピコ)
スタジオ・オリンピコに向かう途中にある全長約400mもある巨大な跨線橋の名前で、真っ赤なArco(弓)の形をした、イタリアらしいとてもファッショナブルな橋です。
スタジオ・オリンピコに向けてこの橋を渡った先には「villaggio olimpico(ヴィラッジョ・オリンピコ)」という地区があります。直訳すると「オリンピック村」で、まさに当時選手村だった場所です。ここでは今でも当時のモニュメントや関連施設を見ることができます。
日本も2020年に向けて、これからオリンピックに所縁のある建物や場所がどんどんできていくかもしれませんね!今から楽しみです。
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この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,