街中にアートが!フランス・リヨンの街で見かける壁画5選
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「芸術の都」と聞いてパリを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はリヨンには独自の芸術文化があります。それは、市内随所にみられる壁画・だまし絵です。これはシテ・クリエーションという芸術団体によって描かれており、無機質な建物に彩りを加えるため始まりました。今では壁画をめぐるガイドツアーや、壁画の位置を教えてくれるアプリまであり、リヨンの観光に欠かせない存在となっています。そんなリヨンの壁画をご紹介します。
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1.クロワ・ルッスの大階段(織物の壁)
クロワ・ルッスはもともと織物で有名な地区で、この大壁画も「織物の壁」と本来は訳されます。この地区は丘に位置しているので、そもそも階段が多いのですが、この階段はだまし絵。その完成度にただただ圧倒されます。
約1200平方メートルにもおよぶ壮大な壁画は、ヨーロッパ一の大きさで、1987年に完成、その後1997年に一部加筆されました。人々の暮らしを緻密に描いた大作です。
2.ディエゴ・リベラの壁画
日本では馴染みのない名前ですが、メキシコ出身の女流画家、フリーダ・カーロの夫といえばピンとくるのではないでしょうか。彼の没後50周年を記念して描かれたこのオマージュ壁画は、閑静な住宅街に異色な存在感を放っています。
3.リヨンの有名人が描かれた壁画
リヨンといえば星の王子さまの作者、サンテグジュペリが有名ですが、他にも映画の発明者・ルミエール兄弟や、リヨンを美食の街に仕立て上げたポール・ボキューズ、建築家のトニー・ガル二エなど、この800平方メートルに及ぶ壁画には31人ものリヨンにゆかりのある著名人が描かれています。先にあげた図書館の壁画のすぐ近くにあるので、併せてみるといいかもしれません。
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4.図書館の壁画
ソーヌ川沿い、ペシュリ通りとプラティエ通りの交差点にあるこの壁画は、図書館やカフェ、さまざまな文学作品など精密に描かれています。近くではブキニスト(古本市)も開催されるので、絵の中の作品を探す、なんて粋な楽しみ方もできますよ。
5.バラ満開の壁画
8区はポール・サンティ通りを南へ歩いていると、ふと目につくこの美しい壁画。鮮やかなピンクが周辺の緑と映え、思わず見入ってしまいます。
まとめ
以上、主に大きな作品をピックアップしましたが、今回ご紹介した以外にもさまざまな素晴らしいグラフィックアートがあるので、ワクワクキョロキョロしながら探してみてください。
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この記事を書いた人
日本でグラフィックデザイナーとして働いた後、ワーキングホリデービザで芸術大国フランスへ。パリで数ヶ月バイトをして貯めた資金で旅行三昧、現在は念願のリヨンで暮らしています。
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