自然に囲まれた、学生思いな大学ーーイーストセントラル大学の留学経験者インタビュー
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アメリカ、オクラホマ州にキャンパスを構えるイーストセントラル大学。一体どのような大学で、何を学べるのでしょうか。イーストセントラル大学でアスレチックトレーニングを学ぶ日本人留学生にインタビューしました。
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今回の留学経験者インタビューは、アメリカのイーストセントラル大学に留学している「下崎陽平(しもざきようへい)」さん。現在、イーストセントラル大学でアスレチックトレーニングを学んでいる3年生です。そんな下崎さんのアメリカ留学について3回に分けてご紹介します。
第2回の今回は、「イーストセントラル大学」と「アスレチックトレーニング」についてお話を聞きました。
イーストセントラル大学の基本情報
1909年創立のアメリカ州立大学。オクラホマのエイダの拠点を持ち、学生数はおよそ3000人。
学生思いな先生たち
ーー イーストセントラル大学について教えてください。
アットホームな大学です。みんなで一緒に一つのイベントを楽しんだりします。例えば、大学の部活でフットボールがあるんですけど、毎年試合がある時期にそれで盛り上がりますね。
周りの街は田舎で何もなくて、車がないと生活できないので、学生はほぼ全員車を持っています。大学自体はそんなに大きくないんですけど、エイダにはネイティブアメリカンのネーションがあって彼らが多くいるので、それ関係の施設があります。
ーー イーストセントラル大学はどのように見つけたんですか?
CAATE(ケイティー)というサイトで見つけました。CAATEっていうのは、アスレチックトレーニングをやっているアメリカの大学を探せるサイトです。そのサイトで行きたい大学のディレクターに直接連絡を取って、自分の今の成績などでトランスファー(編入学)出来るか聞いて、実際に入学しました。
ーー 大学の先生たちの様子はどうですか?
基本的に学生思いだと思います。初回の授業でシラバスの説明とか成績の付け方とかをしっかり説明してくれます。そういう事務的なことは書類文化のアメリカでは結構大事なんです。テストも一発勝負で成績が決まることはほとんどなくて、自分の実力が反映されやすいです。
成績の話でいえば、アメリカには、悪い成績を取ってしまいそうな時、成績が確定される前にわざと落とせる制度があります。「もし悪い成績とりたくなかったら落としていいよ」とか教えてくれるので、大学院に行くために良い成績が必要な学生は助かるんです。
それと、学生一人ひとりに対してのフォローアップがすごいです。一人の学生に一人のアドバイザーがついています。しかも日本みたいに上級生とか大学院生がやるのではなく、専門的なアドバイザーがやってくれます。科目登録の前にアドバイザーに相談して決めたりという感じで、学生のサポートをしてくれます。そういう風に面倒見もいいですけど、最終的には自分で選ぶので、責任も求められます。
ーー どういう人にイーストセントラル大学をお勧めしますか?
とにかく安くアメリカに留学したい人です。お金はないけど絶対にアメリカで勉強したい人にはお勧めです。アメリカの中でも格安大学なので。その分田舎なので都会的な遊びはできませんけど、アメリカで勉強したい、アメリカを感じたい、田舎暮らしを楽しみたいという人たちにはぜひ来てほしいです。釣りをしたり、ハイキングしたりできます。
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人を助けるアスレチックトレーニング
ーー 大学で学んでいる学問について教えてください。
アスレチックトレーニングを学んでいます。障害予防やリハビリ、物理療法(超音波、電気治療など)や、処置や評価を勉強します。首のケガや脳震とうへの対処法や評価など、選手の命を救うことに特化しています。もちろん、ストレッチや徒手療法、ストレングストレーニング、テーピングといったコンディショニングやサポートも勉強します。
日本で学ぶこととの違いは、マネジメントの勉強もすることです。自分がアスレチックトレーナ―として大学に赴任されたとき、トレーニングルームをどう作るかといったファシリティーデザイン、どうトレーニングプログラムを作るか、どう人材を配置するか、どうタイムマネジメントをするか、プログラムのフィロソフィーや目的、目標の作り方、人材確保の方法などのマネジメントの面も学ぶんです。
もう一つ日本と違うのは、実習時間がすごく長いことです。ワンセメスター250時間以上の実習をしないといけません。大学のバスケや野球、フットボールなどの部活に学生トレーナーとして付いて、ドリンク作ったり、テーピングまいたり、練習中に選手がケガしたら応急措置したりとか、実習を積みます。気が付いたら250時間をオーバーするくらいたくさんやります。
ーー どうしてアスレチックトレーニングを学ぼうと思ったんですか?
お世話になった方々への憧れからです。日本の大学に通ってたときに、アメフト部やラグビー部、トレーニングジムがあって、そこでATC(アスレチックトレーナーの資格)を持ってる方々が働いてたんです。その方々の下で経験を積ませてもらっていて、その方々に憧れたのがアメリカで勉強するアスレチックトレーニングに興味持ったきっかけです。もともと誰かを助けられる人間になりたいという夢があったので、お世話になっていた方々の働きを見て、アスレチックトレーニングはそんな自分に合っていると思ったんです。
その時、私の通っていた日本の大学ではアスレチックトレーナーの資格が取れないこともあり、アメリカに留学したってのもあります。日本と違って、アメリカではATCは州により認められている資格(ある意味国家資格)で、日本でいう理学療法士に近い仕事です。そういう場で経験を積みたいと思ったんです。
まとめ
今回は「イーストセントラル大学」と「アスレチックトレーニング」 についてお聞きしました。イーストセントラル大学は学生数がそこまで多くないため、教授やアドバイザーからの厚い指導が受けられるようです。学生一人ひとりに専任のアドバイザーが付くのはすごいことですね。アスレチックトレーニングもしっかりと学ぶことができるそうです。
さて、次回は下崎さんの「留学中の体験」 についてご紹介します。
今回紹介したイーストセントラルカレッジの口コミ
名称 | East Central University(イースト・セントラル大学) |
---|---|
国・都市 | アメリカ / オクラホマ州 / エイダ |
学校形態 | 大学 |
住所 | 1100 E 14th St, Ada, OK 74820 アメリカ |
電話番号 | +1 580-332-6347 |
公式サイト | https://www.ecok.edu |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/12315/ |
インタビュアー
保坂福斗(ほさかふくと) / 早稲田大学一年 / アブログインターン生
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