1年間で158万円!?高校留学団体「AFS」のメリット&デメリット
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皆さんは高校留学団体AFSをご存知でしょうか?私はAFSを利用して、高校生の時に1年間アメリカに留学しました。今回は、高校留学団体AFSのメリットとデメリットを紹介します。
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AFSとは
AFSは世界で最初に高校生留学を始めた団体で、本部はニューヨークにあります。現在、AFSの加盟国は約60か国、交流国は100か国以上、英語圏以外でも30か国以上に留学できます。AFSのモットーは「高校生の異文化体験」で、ほとんどすべてのスタッフがボランティアです。収益目的の留学団体ではないので、費用も比較的安いです。
メリット
1.安い
高校留学としては破格で行けます。具体的には158万円で1年間留学できます。これには現地での生活費はすべて含まれているので、この他にかかるのはお小遣いくらいです。私費留学だと、400万ほどかかります。
2.収益が目的じゃない
お金が目的の団体ではなく、高校生により良い異文化体験を提供することが目的のため、本当に良い体験ができます。スタッフのほとんどがボランティアですが、これらは留学生との交流のために働いているため、いつでも支えてくれます。
3.世界中の留学生と交流できる
AFSは加盟国、交流国が多いため、留学先では世界中からの留学生がいます。それらの留学生と交流するのはとても楽しいものでした。交流国の多いAFSならではの体験だったと思います。
私は留学が終わって2年後の、大学2年の夏休みに2か月かけてヨーロッパを横断しましたが、その時は高校留学時代のヨーロッパの友達を訪ねて回りました。行く先々で現地人の知り合いがいたので、とても充実した旅でした。
4.モットーが「高校生の異文化体験」
AFSは正式名称が「American Field Service」と言います。これは第1次世界大戦中に設立された機関で、負傷した兵士を国籍に関係なく治療していました。そして戦後、「2度とこのような惨事を起こさないためには若者が世界の文化を知ることが必要だ」と、高校生の交換留学を始めました。今ではその交流の輪は世界中に広がっています。
5.現地の高校生と全く同じように生活できる
AFSではホストファミリーと共に生活し、高校は他のアメリカ人と同じように、普通の高校に行きます。語学学校ではないため、現地の高校生と同じ体験ができます。僕はホストファミリーとアメリカのハロウィンやクリスマスを経験し、高校では部活にも参加しました。
6.多くのオリエンテーションとサポートシステム
留学を成功させるためにはどうしたらよいか、を教えてくれる数々のオリエンテーションがあります。オリエンテーションは留学1年前から始まり、出発した後にも現地オリエンテーションがあります。異文化の中で戸惑ったときや、ホームシックになった時にどうするかなど、留学先で役に立つ情報が得られます。またオリエンテーションを通して日本中、世界中のAFS派遣生と知り合えます。
AFSでは派遣生1人につき、1人のリエゾンと呼ばれるサポーターがつきます。困ったときはいつでも相談できる人で、AFS派遣生の留学を支えてくれます。
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デメリット
1.派遣先の学校が選べない
派遣先の国は選べますが、その国の中でどこに行くかは選べません。例えば、留学先にアメリカを選んだ場合、ニューヨークに派遣されるか、テキサスか、それともハワイか、自分では分からないのです。これは現地の高校が受け入れる留学生を選ぶためです。選ばれた順に派遣先が報告されるので、留学の数か月前から派遣先の情報が届きます。
2.留学期間が選べない
国によって派遣される期間が決まっています。現地の学校が始まる時期に派遣され、1年度が終わった時に帰ってきます。また留学期間を延長することはできません。
3.試験に受からないと行けない
AFSで派遣留学をするためには試験に受からないといけません。しかし私はこのことをメリットと捉えています。やる気があり、優秀な人とAFSを通して知り合うことができるからです。
最後に
AFSのメリットとデメリットについて紹介しましたが、私はAFSを通じて素晴らしい留学ができたことは紛れもない事実です。今回は、AFSを客観的に評価して書きましたが、別の記事で「高校留学なら絶対AFS!僕が留学機関AFSをお勧めする5つの理由」についても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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この記事を書いた人
高校時代にアメリカに1年留学。都内の某国立大生。2か月かけてヨーロッパ横断経験あり。2016年9月からロシアに1年間留学予定。