イギリスで働くのに必要なナショナルインシュランスナンバー(NI Number)の取得方法4つのステップ
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就労可能なビザを持っていてイギリスで働く際、National Insurance Number(NI Number)の取得が必要です。これは税金関係の管理に必要な番号で、自ら申請する必要があります。実際に筆者が取得したときの方法と注意点などをご紹介します。
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National Insurance Number(NI Number)の取得方法
取得にはだいたい一か月ほどかかるので、イギリスで働く予定がある場合は早めに申請してください。英国政府の情報サイト「GOV.UK」によると、この番号を取得する前に働き始めることは可能ですが、申請をしたことを雇い主に伝え、番号が付与されたら報告する必要があります。
1.まずは英国大使館に電話
GOV.UKのウェブサイトに記載されているNational Insurance number application lineの番号に電話をします。月曜から金曜の朝8時から夕方6時まで受け付けていますが、Bank holidayなどの祝日は休みの場合があります。
電話をかけるとまずは自動音声で、すでにNI numberに申請している場合は1を、そうでない場合は2を、と流れるので2を押します。その後にNI numberに申請する場合は1を、と流れるので1を押し、しばらく待つとオペレーターにつながります。
聞かれる内容はだいたい決まっているので電話をかける前に用意をしておくと安心です。私が申請をしたときは、氏名、生年月日、国籍、住所、電話番号、ビザの種類、ビザの発行場所、結婚しているかどうか、NI number取得の理由などを聞かれました。
ビザの発行場所は重要なようで、英国内で発行されたビザを持っている場合はインタビュー(面接)に呼ばれるようです。私の場合、ビザを確認すると初めの1か月のみの期限のパスポートの中に貼ってあるビザにはマニラ、渡英後に郵便局で受け取ったBiometric Residence Permit Card(生体認証情報を含む滞在許可証)にはイギリスとなっていたので悩みましたが、この場合はビザは渡英前に取得しているので、マニラで大丈夫のようでした。
全ての質問に答えた後、リファレンスナンバー(予約番号)を伝えるからメモを取るように言われました。だいたい7〜10日後に自宅に書類を郵送するので、もしそれを過ぎても届かないようなら電話をするように言われ、その場合にかける電話番号も言われました。
2.届いた書類に記入
私の場合は電話をしてから3日で書類が届きました。中には記入書類、説明の紙、返送用の封筒が入っていました。説明の用紙には注意点などが書いてありました。
書類に記入する際には黒のボールペンを使うこと、大文字で書くこと、間違えた場合はバツを付けてサインと日付を書いてから正しい情報を記入し、その方法以外で間違いを直さないことなどです。
記入書類には自分に当てはまらない部分もあるので、当てはまる項目のみ記入します。渡英履歴(30日未満の滞在は記入不要)や、過去2年間の英国内の滞在住所などもありました。私は渡英履歴は過去の長期滞在1回分を書き、一度引っ越したので前の住所も書きました。
3.書類を返送する
返送する際は記入した用紙の他に、パスポートの顔写真とサインのページ、過去の渡英時のスタンプ、パスポートの中のビザが貼ってあるページ、Biometric Residence Permit Cardの表裏両方のコピーも同封します。
私は古いパスポートを日本に置いてきてしまって過去の渡英時のスタンプのコピーは同封できませんでしたが、念のために記入書類の中にあった「Other information: Please tell us any other information that may affect your application.」という欄にそのことを書いておきました。後は封をしてポストに入れるだけです。フリーポストなので切手は要りませんでした。
4.無事にNI number取得!
私の場合は返送してから二週間ほどでNI numberが届きました。封筒の中に番号が書かれた紙が一枚入っていました。そして就労先が決まった際は、その番号を雇い主に伝えるということです。自分の番号の取り扱いには十分注意するようにと書かれていました。
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最後に
私は電話をかけた日から番号が届くまでに23日間かかりました。書類を返送するのが少し遅れたので、もしかしたらもう少し早く取得もできたかもしれませんが、人によってかかる時間は違うようなので、念のためにできるだけ早めに、まずは電話をすることをおすすめします。
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この記事を書いた人
18歳で初めて訪れて以来ロンドンの虜に。現在はロンドンの大学で文学を専攻中。趣味は読書と映画鑑賞と洗濯。