留学へのあと一歩を踏み出すには?ーーTHE RYUGAKU座談会 Vol.2
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なぜ留学生の方が楽観的なのか
菅野:では、最後の話題に移りたいと思います。留学している人は、留学してない人に比べると、その後の人生を楽観視できる傾向にあるというニュースがあったのですが、みなさんはなぜだと思いますか?
筒井さん:僕は、留学している人は何かしらの壁にぶつかっていて、それを乗り越えているからなんだと思います。多少なりとも、「俺はあのとき乗り越えたから大丈夫」という気持ちが、自信につながっているんだと思います。
菅野:筒井さんは留学先の中国で壁を乗り越えた瞬間はありましたか?
筒井さん:僕の場合は本当に勉強が辛くて、授業もほとんど落とせない状況で学位を取らなきゃいけなかったので、そのプレッシャーがすごかったですね。テストやレポートがものすごく多かったのですが、それでもどうにかやりきりました。中国でやりたいと思っていたことは全部達成したので、その達成感が今の自信に繋がっているのかなって思いますね。
留学先の国民性が身に沁みつく
菅野:藤井さんはどうですか?
藤井さん:僕自身は、もともと楽観的なんで特になんともいえないのですが、外国人の性格が移ったのかなと思います。行った国がオースラリア、フィリピン、カナダ、アメリカ、タイ、ラオスやカンボジアなんですけど、これらの国の人たちってわりとみんな楽観的なんですよね。
菅野:国に共通してという感じですか。
藤井:国というか国民性というか、日本人と比べてみんな楽観的で、そんな人たちと1年間ずっと接してきてたので。楽観的な性格が移ったかもしれないですね。例えば、次の日に仕事があっても飲み会は楽しかったら全力で参加しますね。
先の事ばかり考えている日本人
小久保:日本人だと先のことばかりを考えてしまいますよね。
藤井さん:そうですね。それが日本人のいいところでもあり、悪いところでもあるんですが。海外へ行けば、寛容になるんですけどね。
菅野:Mさんはどう思いますか?
Mさん:皆さんの話に同意ですね。一つ目は、困難を乗り越えた事が自信につながるということです。もうひとつは、海外の文化が体に染みつくってことですね。楽観視できない人は、いま言った二つのことが無いのかもしれません。藤井さんが言ったみたいに日本人ってもともと心配性なので、着実に物事を積み重ねていくじゃないですか、だから海外の文化に触れないとそういう考え方に気がつかないんです。一方で筒井さんが言うように、留学に行くことで自分は困難を乗り越えたっていう自信が身につくので、何があっても大丈夫なんだろうなって思える人もいるんだろうなって思いますね。
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日本人に生まれたという強みがあることに気づく
菅野:比較ができてないから楽観視できないってことですかね。
門野:私がインドに行って思ったのは、日本ってすごくいい国ってことなんですよね。生まれたことも幸せですし、技術力とかもすごいですし、それで日本人としての強味で海外で戦っていけるなっていう確信を持てましたね、あとは飛び込む勇気と発音の悪い英語を直せばなんか全然戦えるなっていうのを感じて、それに気づくことができたのはこの先役立つと思いました。
たぶんおなじものを売っていても中国産ってかいてあるよりも、日本産ってかいてあるだけで信頼度ってめちゃくちゃ高いんですよね。自分が飛び込むにしても中国の方よりもハードルは低いのかなと、好感度をもってもらえるっていうのは、めっちゃ仕事しやすいってことですね。すごくいいことだなと思ったのでこれを使わない手はないなと思いました。
大切なのはなんとかなるさって気持ち
菅野:佐々木さんは、どう思いますか
佐々木さん:日本って海外の悪いニュースが多いですよね。実際に行ってみたら全然危なく無いし。全く新しい環境で自分で選択肢を広げていくことで自信が積み重なっていくっていうのは大きいと思います。将来を考えたときに、海外へ行って選択肢が増える事で不安が少し薄れるかなと。就活が上手くいかなくてもインターンから入っていけばいいやとか、そんな感じでなんとかなるさって気持ちが大事だと思います。
菅野:留学にまずは行ってみる。まずは行動してみる。改めて前向きに行動することの大切を痛感しました。今日は貴重なお話をありがとうございました。
まとめ
今回は、様々なトピックに関して留学経験者からの視点での意見を聞く機会をいただきました。今回の記事を読んで、自分の可能性について考え、海外で勉強したいなと思った方がいれば幸いです。今回、座談会にご協力頂いた学生の皆さん、本当にありがとうございました。
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