ゴーストスポットが大人気のロンドン!?「出る」と噂のパブ4選
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ロンドンはその歴史からダークな面を多く抱え、ゾッとするようなお話も少なくありません。そんなイギリスでは、ゴーストが出る家や建物がむしろ好まれる傾向があり、値段が釣り上がることも。今回は、ロンドンで有名なゴーストパブから4軒をご紹介します。
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イギリスでは、ゴースト・幽霊はなんとなく「コミカル」な存在であり、日本のようにあまりオドロオドロしいイメージがありません。ロンドンではゴーストスポットを巡るツアーが人気だったり、踊るゴーストたちをモチーフにした美しいポストカードが有名な観光地で売られたりしています。ハリー・ポッターでも「愛すべきキャラクター」として様々なゴーストが登場しますよね。
そこで今回は、ゴーストに会えるかもしれない?有名なロンドンのパブを4軒ご紹介します。
1.仲間に殺された近衛兵が出る「The Grenadier」
The Grenadierは、ハイド・パーク・コーナーの近くにあります。1720年に、あの高い帽子で有名なバッキンガム宮殿を守る近衛兵たちのために建てられたとのこと。
その後、ナポレオン戦争などで功績を納めた兵士が利用。かのキング・ジョージ4世もよく出入りしていたそうです。上階では士官たちの食事場として、地下室は位の低い兵士の飲み、ギャンブルの場として使われていたといわれています。
仲間に殺された「Cedric」
近衛兵であった「Cedric」が、パプでカードゲームをしていた際にズルをしたと仲間に責められました。エスカレートした仲間たちは、Cedricに殴る蹴るなどの暴行を加えて、ついには死に至らしめてしまったのです。
彼が亡くなった時期が9月ではないかと言われていて、9月になると彼のゴーストが目撃されたり、足音が聞こえたり、地下室からは痛みに苦しむ呻き声が聞こえてくる現象が起こるようです。
The Grenadierの店舗情報
住所:18 Wilton Row, Belgrave Square, London, SW1X 7NR
電話:02072353074
時間:日〜月12:00 - 23:00
URL:http://www.taylor-walker.co.uk/pub/grenadier-belgrave-square/c0800/
2.強盗のゴーストが出る「The Spaniards Inn」
北ロンドンに映画やドラマなどでよく使われる自然公園「ハムステッド・ヒース」の近くに、1585年に創業したパブ「The Spaniards Inn」があります。文豪チャールズ・ディケンズが書いた『ピクウィック・ペーパーズ』にも、このパブが登場しているなど、大変由緒がある場所として知られています。
追い剥ぎ、強盗をしていた「Dick Turpin」
このパブでは、追い剥ぎ、強盗をしていた人物「Dick Turpin」の幽霊が現れるようです。パブのオーナーが彼の父親だった時期があるといわれ、Turpinは仲間を募り、エリア周辺でチームぐるみでかなりの悪さを働いていたようです。
上階ではゴーストの彼がウロウロする姿が見られたり、バンバンと断続的に何かを叩く音も聞かれているそう。更にこのパブには別のゴーストの存在も。パブの前で馬とカートに轢かれ亡くなった「Black Dick」のゴーストや、Turpinの愛馬であった「Black Bess」のゴーストも駐車場で目撃されたという話もあるそうです。
The Spaniards Innの店舗情報
住所:Spaniards Road, Hampstead, London, Greater London, NW3 7JJ
電話:020 8731 8406
時間:月〜水 noon - 11pm / 木・金 noon - Midnight / 土 10am - 11pm / 日 noon - 10:30pm
URL:http://www.thespaniardshampstead.co.uk/
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3.ポルターガイスト現象が起きる「The Viaduct Tavern」
The Viaduct Tavernは、1875年に元刑務所だった場所に建てられたパブで、未だに地下には当時の独房が残っています。この刑務所と提携していた有名な監獄は、イギリスの歴史の中でも「最低最悪の環境、囚人は裁判を前に亡くなっていった」と伝えられるほど、悪名高き監獄であったと言われています。
マネージャーが地下室で閉じこまれる
1996年に当時のマネージャーが地下室を片付けていたら急にドアが勝手に閉まり、ライトは消え、閉じ込められてしまいました。必死でドアを開けようとするも全く動きません。叫び声に妻が駆けつけたのですが、ドアは鍵もかかっておらずにカンタンに開けられたとのこと。The Viaduct Tavernでは、このようなポルターガイスト現象が発生すると有名です。
他にも、1999年に電気工事士がパブの上の階で仕事をしていたら、巻き上げられた絨毯が目の前でふわっと浮き、彼らの前にどしん!と落ちた現象もあったそうですよ。
The Viaduct Tavern
住所:The Viaduct Tavern 126 Newgate Street London EC1A 7AA
電話:020 7600 1863
時間:月〜金 8:30 - 23:00 / 土日 Available for weekend hire
URL:http://www.viaducttavern.co.uk/
4.火事で亡くなった一家の主が出る「The Volunteer」
ベーカーストリート駅、リージェント・パークの近くにある「The Volunteer」。戦争中は徴兵所として使われていたそうですが、幽霊にまつわる話はもっと前の17世紀に遡ります。
一家が火事の犠牲に
当時、裕福なNevilleファミリーの温かなマイホームでしたが、1654年に大火事が発生し、一家全員が犠牲となりました。その後、パブと変わったのですが、身なりの良い男性ゴーストがパブの地下室をウロウロしている姿がよく目撃されるようです。そのゴーストとは、火事でなくなった一家の主「Rupert Neville」ではないかと言われています。足音が聞こえたり、照明が点いたり消えたりなど不思議な現象も起こっているようです。
実はパブの地下室は、Nevilleファミリーの家が住んでいた当時のままであると信じられていて、今も火事の後が少しだけ残っているそうです。
The Volunteer
住所:245-247 Baker Street, London, Greater London, NW1 6XE
電話:020 7486 4091
時間:月〜土 10am - midnight / 日 noon - midnight
URL:https://www.thevolunteernw1.co.uk/
最後に
いかがでしたでしょうか?イギリスでは本当にこの手のゴーストの話、また神秘的な話がたくさん伝えられ人々に愛されています。皆様も機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか?歴史の重みと共に、もしかしたらゴーストに会えるかもしれません。
それでは皆様の留学生活を心より応援しています!
Have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。