イギリスの大学生の多くがホームシック?そんな寂しい気持ちを表す英語表現
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先日のTVのニュースで興味深い特集が組まれていました。イギリスの大学生に「ホームシックになったことはあるか?」と訪ねたところ、留学している人だけではなくイギリス出身の学生も含め70%以上もの人が「Yes」の回答、それも物凄くひどい落ち込み、うつ状態を経験したと答えたそうです。
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「I felt so isolated.」(ものすごく孤立しているみたいに思った。)
インタビューの中で多くの学生が、生まれ故郷、実家、慣れない環境にとても苦労したと話していました。イギリスのとある地方からやってきた女性は、「I do miss my religious food.」(郷土料理が恋しくてたまらないの。)と、話していました。ロンドンでは手に入らない彼女の地方での郷土料理のことを考えると涙がぽろぽろ出たそうです。
THE RYUGAKUには留学中、もしくは留学を検討されている読者の方が沢山いらっしゃるかと思いますが、寂しいのはみんな同じなんですね。一人じゃないんです。私は名古屋出身で、ロンドンに9は年住んでおりますが、友人から「熱々味噌煮込みうどん食べたよー!」なんて画像付きのメールが送られてくると、「もう辛いから送らないで!キーッ。」なんて子供じみた返信をしてしまったりします。
それに渡英した当初は本当に落ち込むことも今より多く、イギリスのドクターに相談したら「○○タウンにいってみたらどうかしら?同じ国のお友達や仲間、言葉で話すのって大事なことよ。」と言われ、「それ、私の国じゃない。。。」など、余計に理解してもらえない気になり、うわーんとなりました。
ですが、気がつけばもう9年もイギリスにいます。そして気持ちはとても穏やかです。ホームシックになったからこそ分かったイギリスの人、こちらで出会う仲間のありがたさ、温かさ、日本からサポートしてくれる家族や友人への感謝、来なければ何ひとつ分からずに終わってしまっていたかと思うと・・・本当に今では思い切って移り住んでよかったと思います。
それにロンドンという都市では、電車やバスに乗ったり、レストランにいって聞こえてくるのは英語ばかりではありません。ありとあらゆる国から色々な人種の人が集まっているのです、全く英語が話せない人でも暮らしているのです。ですから疎外感を感じることはとても少ないかと思います。みんな違って、みんなそれぞれで、みんな一生懸命生きているのですから!
さて、先ほどの英語に戻ります。
「I felt so isolated.」(ものすごく孤立しているみたいに思った。)
「Isolate」という単語には離す,隔てる、など意味があります。ホームシックや新しい職場、学校、土地などの環境に慣れずに辛いときにも良く使われます。
そして「religious food」。こちらには郷土料理という意味合いがあります。私にとっては名古屋の味噌煮込みだったり、スコットランドのDeep-fried Mars Bar(揚げたマーズバーという恐ろしくもハイカロリーなスナック。)が恋しい人もいるでしょうし、南ア出身の夫は「BRAAI」(ブライ。南アのバーベキュー)の香りがすると、それはもう「うわー、交ぜてほしい!!」と泣きそうな顔をします!(ロンドンにいる南アフリカ人の数もとても多いのですよ。)
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最後に
皆様がすばらしい留学LIFEを送られて、沢山の仲間や友達に出会えることを心からお祈りしています。今では私にもかけがえのない友達ができましたよ。みんな一人じゃないんです、同じ想いを抱えてみんななれない環境でがんばって、その中で出会えた友達や仲間は一生の宝になるのではと強く思います。
それでは、またロンドンからお便りいたします。
Have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。