Slipped my mind!ど忘れしてしまった時に使える英語表現とは?
11883
View
スポンサーリンク
長い間会っていなかった知り合いとばったり遭遇したり、紹介されたばかりの人の名前を度忘れしてしまったり…。人の名前を忘れてしまうことは誰でも一度はありますよね。そんな時に英語で「忘れてしまいました。」と言うより、少しソフトに使える表現があるのです。今回は実際にあったストーリーに添ってご紹介します。
スポンサーリンク
ある日のパーティーにて
先日、イギリスのBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)主催のパーティーに夫と招待された時のことです。夫と彼の元映画の仕事仲間ジェニー、そして私が談笑していると、そこにとある男性が近づいてきました。
「Hey, Gordon! Jenny! Wow, great to see you both, again! It's been a long time, hasn’t it?」
(おう、ゴードン!ジェニー!うわあ、また会えて嬉しいよ!物凄く久しぶりだね。)
話しかけられた2人は驚いた様子、でも笑顔で抱き合いながら、
「Hi! Yeah, time flies... It’s been too long!」
(よう!ああ、時が過ぎるのは早いな…。めちゃめちゃ久しぶり!)
「How long has it been?」
(最後に会ってからどのくらいかしら?)
などと挨拶を交わしていました。
グラスを忙しそうに抱えたその男性、「今ちょっと急いでるんだ、また後で戻ってくるよ!」とウィンクをし、飲み物を仲間に届けに立ち去っていきました。
相手の名前を忘れるのはrude(失礼)!
そのあと、夫とジェニーが急に顔をこわばらせてひそひそしはじめたのです。
「Oh no, I can’t believe that I forgot his name...!」
(いやだわ、彼の名前忘れちゃったなんて…!)
「Yeah, I know he is from potter, we worked together in the studio, I remember his face but..., name!」
(本当だよ、彼がポッター関係だっていうのは分かってるんだ、一緒にスタジオで働いていたし顔も覚えている…でも名前が!)
「I don’t want to be rude to him. What should we do, gordon?」
(彼に失礼を働きたくないわ、どうしよう、ゴードン?)
「Have no idea!」
(全くわかんないよ!)
このように「rude」という単語は失礼、無作法というような意味があります。
rude(失礼)の例文
「I was angry because he was so rude to you!」
(怒ってたよ、だって彼が君に凄く失礼だったから!)
「Hey! That is rude of you!」
(こら!あなた失礼よ!)
また、「失礼」という表現以外にも「無作法、マナーがなっていない」と訳されることもあります。
「I don’t want to sound rude but...」
(不躾な事を言う(聞く)つもりじゃないのよ、でもね…。)
※直訳とは異なりますが、プロテクションでもあり、相手に対して「私は失礼なことを言うつもりじゃないのよ、マナーも分かってるもの、でもね…」というニュアンスが含まれています。
スポンサーリンク
Your name has just slipped my mind.
その後、その男性がニコニコと戻ってきました。焦る夫とジェニーでしたが、その男性が口を開き何か話した後に、ジェニーはこう続けました。
「Oh, just your name.... It has just slipped my mind for the moment.」
(ああ、あなたの名前…。たった今、急にすっかり度忘れしたわ。)
その男性が「James」と答えます。彼女は慌てたように大きく頭を横に振りこう続けました。
「No, no, I would never forget your name! I know you are James, it was a surname.」
(あららら、あなたの名前は決して忘れないわよ!ジェームスって言うのは知るけど、苗字を忘れちゃったのよ。)
「Your name has just slipped my mind.」この表現は人の名前をうっかり忘れてしまった場合に、丁寧にそれとなくそれを相手に知らせる有効な手段です。完全に忘れたわけじゃないのよ、でも本当に度忘れしちゃった、そのようなニュアンスがあります。
「I don’t remember your name.」などと、直接過ぎる表現を使った場合、相手も自分も恥ずかしい思いをしてしまう事がありますから、覚えておくと良い表現ではと思います。
「slip one’s mind」ど忘れした、うっかり忘れてしまった
この「slip one’s mind」 という表現、何かをうっかり忘れてしまった場合などに幅広く使えます。例えば彼女にワインを買ってきて!と頼まれていたのにうっかり忘れてしまった場合やお医者さんの予約があったのをうっかり忘れたときなども。
「slip one’s mind」の例文
「Oh, sorry, it just slipped my mind!」
(ああ、ごめん!うっかり忘れちゃったよ!)
「I was supposed to go to see my doctor yesterday, but it completely slipped my mind.」
(昨日、お医者さんに行く予定だったのに、すっかり完全に忘れていたわ。)
また上の表現を以下のように言い換えることも可能です。
「The appointment completely slipped my mind.」
(予約をすっかり忘れちゃっていたわ。)
最後に
さて、結局和やかな雰囲気で時間は過ぎ、角が立つこともありませんでした。皆さんもうっかり人の名前を忘れてしまった場合はどうぞソフトなこの表現をお役立てくださいね。また、「失礼」「うっかり忘れる」などの表現もよく使われますから、覚えておくと良いかと思います。みなさんのお役に立てましたら幸いです。
皆様の留学生活を心より応援しています!
Have a lovely day!!
スポンサーリンク
短期留学でTOEIC300点アップ!
留学エージェントの勤務経験者が「短期留学でもTOEIC300点UP!語学学校の効果を高める秘訣」についてeBookで全て公開しました。
- 語学留学を成功させる方法
- 語学学校の仕組み
- 日本でやるべき準備
- 留学生活で使える英語
- 日本でやれる英語の勉強方法
これらの情報を期間限定で無料でプレンゼントしています。
英語の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。