知らないと失礼にあたる?英語の敬語・丁寧語フレーズ5選

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Mindaugas Danys

英語に文法的な敬語はないですが、目上の人に話すときやビジネスの場で決まって使う敬語のようなフレーズはきちんとあります。たとえば「Yeah」の代わりに「Yes please」と言うだけで印象は全く変わります。このような敬語フレーズを知らないと失礼な人だと誤解されてしまうことがあるので、今回は筆者がアメリカでよく聞く英語の敬語フレーズを5つ紹介します。

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1.That would be great!

英語を話すとき、大体の場合普通のフレーズを​完全文(complete sentences)に​するだけで丁寧語になります。

例えば「それいいね!」と言うとき、親しい友達であれば「Cool!」や「Great!」などと言いますが、これは「incomplete sentence」と​言われ、先生との会話やビジネスの場で使うのは不適切でしょう。

「Cool!」と「Great!」を完全文にすると、「That’s cool!」「That sounds great!」と​なります。これだけでも丁寧に聞こえるのがわかりますよね。これをさらに丁寧な敬語フレーズにしたいときは、​過去形の「would」​を使います。

例)That’s great! → That w​ould b​e great!
訳)素晴らしいですね!

例)I want to do that! → I w​ould l​ove to do that!
訳)ぜひやってみたいです!

「Will you?」を「Would you?」にすると丁寧になるのと同じで、過去形を使うと敬語フレーズになり、印象がガラッと変わります。「That would be great.」は特に便利なフレーズだと思います。

2.I appreciate it.

人に頼みごとをするときに非常に便利なフレーズが「I appreciate it.」です。「appreciate」は高く評価するという意味で、感謝の気持ちを表すときに使われます。

例えば、車で家に送ってくれないかと誰かに頼むとき、友達であれば「Can you give me a ride home?」と言いますが、これを目上の人に使うと図々しく聞こえます。これに「appreciate」を加えるだけで、とても丁寧になります。

例)I would a​ppreciate​ it if you could give me a ride home.
訳)家に送っていただければとても助かります。

上記の例文では過去形も使っているのがわかりますよね。丁寧な単語と過去形を同時に使うことによって、さらに丁寧に聞こえます。また、文章の中だけでなく「I appreciate it.」単体でも使えます。

例)Thank you very much. I ​appreciate it.
訳)ありがとうございます。とても助かります。

3.I’m sorry, but〜

人に反論するときや間違いを指摘するときなど、気の知れた仲であれば「I disagree.」、「I don’t think so.」などと言いますが、ビジネスの場ではもう少し柔らかい言葉を使うほうがいいでしょう。そのときに便利なのは「b​ut」​です。反論の前につけるだけで丁寧語になります。

例)I’m sorry to interrupt,​ but I​ think you got that information wrong.
訳)話の途中ですいませんが、その情報は間違っていると思います。

例)I get your point, but I​ think there is a better way to do it.
訳)言いたいことはわかりますが、他にいい方法があると思います。

さらに、これをappreciateと併用することも可能です。

例)
I can give you a ride home.
I​ appreciate it, but​ I think I can take a bus.
訳)
家まで送ってあげるよ。
ありがとうございます、でもバスで帰ろうと思います。

このように、「I appreciate it, but〜」は何かを丁重に断るときに便利です。

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4.Do you mind if〜?

基本的に「What」「Can」「How」などを文の最初に持ってくると、ぶっきらぼうに聞こえてしまいます。例えば、「W​hat​ did you say?」「C​an I ​borrow your pen?」など、意味は伝わりますが、格式張った場では印象が悪いでしょう。そこで便利なのが、「Do you mind if〜」や「Could you〜」などの前置きです。

例)What did you say? → C​ould you ​repeat what you just said?
訳)もう一回言ってくれますか?

例)Can I borrow your pen? → D​o you mind if​ I borrow your pen?
訳)ペンを借りてもいいですか?

「but」と同じで、前置きだけでとても柔らかく聞こえるのがわかると思います。ちなみに、私も注意された経験があるのですが、先生には絶対「What did you say?」と言ってはいけません。必ず「Could you say that again?」と言うようにしましょう。

5.Absolutely.

最後は丁寧な相槌です。英語を話すのに慣れてくると「Yeah」、「Uh-huh」​などという相槌をうちがちですが、これも友達にしか使わないほうがいいでしょう。以下が公式な場に適した相槌4つです。

R​ight.
E​xactly.​
D​efinitely.​
A​bsolutely.​​

「Right.」は「確かに」、その他の3つは「その通り!」という意味です。基本的にこの4つを繰り返しておけばいいでしょう。

ちなみに、「T​otally.​」も、その通りだねと言う意味になりますが、これはティーンエージャーの間でよく使われ、アカデミックエッセイを書くときもあまり使わないほうがいいと言われています。実際これは「本当そう!」みたいな、女子高生が使うような言葉遣いに聞こえてしまうので、先生には使わないほうがいいです。

まとめ

英語の丁寧な言い回しを理解いただけましたでしょうか。筆者も高校で一年留学したときによくホストファミリーに注意されていました。丁寧語を使いこなすのって難しいんですよね。

おそらくどの言語でも、学びたての頃は簡単なフレーズを使いがちになってしまいます。筆者も留学したての頃「Yeah」と返事をする癖ができてしまって、「Yes」と言いなさいと注意されるまで全く意識していませんでした。留学を考えている人は、敬語フレーズを練習しておいたほうがいいかもしれません。

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この記事を書いた人

アシュリー
アシュリー

UCSD3年生。社会学を勉強しています。

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